ピラミッド（2009年生、母ルビーズアンドダイアモンズ）

ピラミッド（2009年3月13日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「金字塔」。毛色は鹿毛。種牡馬のDubai Destination（当時10歳）と交配したルビーズアンドダイアモンズが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はダーレー・ジャパン・ファーム（有）。戦績は、中央平地6戦1勝2着1回、地方9戦2勝。主な勝ち鞍は2012年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2012年）

4月22日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は502kg。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月12日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、伸びてきたシルクエルドール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

7月22日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

8月26日、中4週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、5着に終わった。

9月2日、連闘で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/稍重）に出走。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のトウカイメリーをアタマ差振り切って初勝利を挙げた。

5歳（2014年）

7月23日、約22か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた7戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、優駿の里安平町アサヒメロン特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

8月21日、中3週で迎えた8戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、競馬ほのぼの観戦ツアー特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に敗れた。

9月25日、中4週で迎えた9戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、鵡川カネダイ大野シシャモ特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた10戦目は、北海道新聞日高販売所会特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で阿部龍騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

11月12日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた11戦目は、室蘭工場夜景賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に敗れた。

12月4日、中2週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた12戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

12月23日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた13戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバレーナボスに2馬身半の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

6歳（2015年）

1月8日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、小寒特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るコスモアックスを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて3勝目を奪取した。

1月29日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた15戦目は、きんりゅうか賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中学騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。競走中止となった。