アナザースター（2005年生、母デュークオジョー）

アナザースター（2005年4月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「もう一人のスター」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時11歳）と交配したデュークオジョーが15歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）畠山牧場。戦績は、中央平地13戦0勝2着1回、中央障害10戦1勝2着2回、地方16戦2勝2着4回。2009年の福山大賞典(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畠山牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山上和良によって525万円で落札された。

菊川正達厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2007年）

10月28日、デビュー戦は田中勝春騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1600m 晴/重）に出走。馬体重は470kg。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

11月3日、連闘で迎えた2戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京芝1600m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月1日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい9着に敗れた。

3歳（2008年）

2月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた4戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では稟性の闘争本能でゴールまでタレずに走り切り、3着を確保した。

3月23日、中3週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月19日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（福島ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、4着に終わった。

6月21日、中6週で迎えた8戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく4着に敗れた。

6月28日、連闘で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったビッグローズに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月27日、中1週で迎えた11戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（函館ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

9月10日、中5週で迎えた12戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のドウベー特別（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。

10月19日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた13戦目は、三村展久騎手を鞍上に迎えて、マリーゴールド特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったムサシボーから3/4馬身差の2着となった。

11月9日、中2週で迎えた14戦目は、野田誠騎手を鞍上に迎えて、かんなづき賞（福山ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

11月29日、中2週で迎えた15戦目は、やつで特別（福山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で野田誠騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったロジュマンから4馬身差の2着に敗北した。

12月21日、中2週で迎えた16戦目は、3歳地方重賞の福山王冠（福山ダート1800m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は三村展久騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。8着に敗れた。

4歳（2009年）

1月3日、中1週で迎えた17戦目は、地方重賞の福山大賞典（福山ダート2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三村展久騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

1月18日、中1週で迎えた18戦目は、水仙特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で三村展久騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月1日、中1週で迎えた19戦目は、節分草特別（福山ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で三村展久騎手（4戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったジューシーからクビ差の2着に甘んじた。

2月15日、中1週で迎えた20戦目は、いろは丸特別（福山ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で三村展久騎手（5戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月1日、中1週で迎えた21戦目は、桃の花特別（福山ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で三村展久騎手（6戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月22日、中2週で迎えた22戦目は、地方重賞のファイナルグランプリ（福山ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で三村展久騎手（7戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。

4月12日、中2週で迎えた23戦目は、地方重賞の福山桜花賞（福山ダート2250m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で三村展久騎手（8戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた24戦目は、牡丹特別（福山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で三村展久騎手（9戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月17日、中1週で迎えた25戦目は、鯛網カップ（福山ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で三村展久騎手（10戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のアイランドイチをクビ差制して待望の初勝利を挙げた。

5歳（2010年）

2月2日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた26戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般B3（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシンワコウジに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

3月13日、中5週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた27戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート2300m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

5月1日、中4週で迎えた29戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。13着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた30戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったスズカジェットから6馬身差の2着となった。

6月13日、中2週で迎えた31戦目は、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で小坂忠士騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったファンドリリーダーから1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月22日、中9週で迎えた32戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のマストビートゥルーに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6歳（2011年）

1月15日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、岩崎祐己騎手を鞍上に迎えて、牛若丸ジャンプステークス（京都障害芝→ダート3170m 曇）に出走。14頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。6着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた34戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

9月28日、約8か月の休養明けで迎えた35戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、夢前川特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のケイティローレルに3馬身半の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

10月8日、中0週で迎えた36戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月27日、中6週で迎えた37戦目は、障害3歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は植野貴也騎手（2戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

12月25日、中3週で迎えた38戦目は、障害3歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3110m 晴）に出走。鞍上は小坂忠士騎手（3戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7歳（2012年）

4月22日、約4か月の休み明けで迎えた39戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 小雨）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。13着に敗れた。