キョウワシンズイ（2000年生、母ウチュウニカガヤク）

キョウワシンズイ（2000年3月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋神髄（その道の奥義）」。毛色は青鹿毛。種牡馬のサンシャック（当時9歳）と交配したウチュウニカガヤクが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）協和牧場。戦績は、中央平地15戦0勝2着4回、地方28戦2勝2着5回。2005年の大阿蘇大賞典(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂口正大厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月26日、デビュー戦は橋本美純騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。馬体重は444kg。17頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

2月8日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん気を発揮してゴールまで力闘し、5着を確保した。

2月22日、中1週で迎えた3戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた4戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

3月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（2戦0勝）。17頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びで驀進したが、アイルビーバックに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月13日、中1週で迎えた6戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、3着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた7戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都芝2200m 外回り晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったヴィータローザにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

5月17日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったゴールデンメインにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

7月6日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝2200m 曇/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、6着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた11戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を披露したが、5着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。18頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエリモカントリーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

8月31日、中1週で迎えた13戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

9月20日、中2週で迎えた14戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

10月11日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は橋本美純騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に終わった。

12月16日、中8週で迎えた16戦目は、尾林幸彦騎手を鞍上に迎えて、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったサンライズカネフクから1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2004年）

1月3日、中2週で迎えた17戦目は、RKK特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、勝ったカノヤアカデミーから半馬身差の2着に敗北した。

1月21日、中2週で迎えた18戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第4戦）（荒尾ダート2000m 曇/稍重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

2月24日、中4週で迎えた19戦目は、新冠特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は尾林幸彦騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったワールドクリークから2馬身差の2着に敗北した。

3月24日、中3週で迎えた20戦目は、三石こんぶ特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾林幸彦騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のエスジーマックスに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月20日、中3週で迎えた21戦目は、黒岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾林幸彦騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったナンゴクトップランからハナ差の2着に甘んじた。

5月11日、中2週で迎えた22戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾林幸彦騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月15日、約3か月の休み明けで迎えた23戦目は、荒尾青年会議所カップ（荒尾ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で尾林幸彦騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月22日、中4週で迎えた24戦目は、火の国賞（荒尾ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で尾林幸彦騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月19日、中3週で迎えた25戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で尾林幸彦騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったテイエムウラノスからクビ差の2着に甘んじた。

11月9日、中2週で迎えた26戦目は、雲仙岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾林幸彦騎手（9戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月27日、中2週で迎えた27戦目は、倉岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾林幸彦騎手（10戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月26日、中3週で迎えた28戦目は、阿蘇杵島岳カップ（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾林幸彦騎手（11戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5歳（2005年）

1月12日、中1週で迎えた29戦目は、火の国賞（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で尾林幸彦騎手（12戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のマルタカウイットに1馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月23日、中5週で迎えた30戦目は、新冠特別（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で尾林幸彦騎手（13戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月8日、中1週で迎えた31戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の大阿蘇大賞典（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。3着に入った。

4月8日、中3週で迎えた32戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、おとめ座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた33戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、花衣特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に敗れた。

5月13日、中0週で迎えた34戦目は、北区特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた35戦目は、板橋区特別（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。13頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には届かず5着に終わった。

6月7日、連闘で迎えた36戦目は、アンガールズドリーム賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず12着に終わった。

6月28日、中2週で迎えた37戦目は、夏木立賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で戸崎圭太騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた38戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、千代田区特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

7月31日、中1週で迎えた39戦目は、地方重賞のせきれい賞（盛岡芝2400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず8着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた40戦目は、はくちょう座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月5日、中6週で迎えた41戦目は、有年淳騎手を鞍上に迎えて、オリオン座特別（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

11月3日、中3週で迎えた42戦目は、フサイチネット賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で有年淳騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

11月16日、中1週で迎えた43戦目は、深秋賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で有年淳騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。