アイスジェイド（2017年生、母プリンセスカメリア）

アイスジェイド（2017年5月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「本馬の生まれ月の誕生石(翡翠)の一種。透明な翡翠で希少価値が高い」。毛色は鹿毛。種牡馬のルーラーシップ（当時10歳）と交配したプリンセスカメリアが17歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、中央平地3戦0勝2着1回。

経歴

デビュー前

キャロットクラブにて総額2,800万円（7万×400口）で一口馬主が募集された。

牧田和弥厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2020年）

3月20日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に敗れた。

8月22日、約5か月の休養明けで迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛進したが、勝ったランドアーティストにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

9月6日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月8日、中8週で迎えた4戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したクィーンユニバンスにクビ差届かず2着に甘んじた。

4歳（2021年）

1月31日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月20日、中2週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた6戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に敗れた。

4月17日、中7週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天授の闘争本能でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月3日、中8週で迎えた9戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの臥牛山特別（函館芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

8月8日、中4週で迎えた10戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（函館芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月4日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はタレてしまい13着に敗れた。

10月23日、中6週で迎えた12戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内小雨/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月26日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝2970m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2022年）

1月22日、中3週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

2月27日、中4週で迎えた15戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの稲佐山特別（小倉芝2600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月23日、中7週で迎えた16戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの飯盛山特別（福島芝2000m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく5着に終わった。

6月26日、中8週で迎えた17戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で斎藤新騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に終わった。

8月13日、中3週で迎えた19戦目は、3歳以上1勝クラス（札幌芝2600m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（2戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では天性の闘争心でゴールまで力闘し、4着を確保した。

6歳（2023年）

7月1日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上1勝クラス（函館ダート2400m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（3戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7月15日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（函館芝2600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

8月12日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、3歳以上1勝クラスの石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（5戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

2023年9月2日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。