クィーンユニバンス（2016年生、母レディスキッパー）

クィーンユニバンス（2016年1月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「女王+冠名」。毛色は鹿毛。種牡馬のヴィクトワールピサ（当時9歳）と交配したレディスキッパーが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2020年の3歳以上1勝クラス。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、亀井哲也によって3,348万円で落札された。

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2018年）

6月24日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/重）に出走。馬体重は496kg。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

8月25日、中8週で迎えた2戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで先頭を奪い、最後は2着のブラックアンバーに1馬身1/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、牝馬限定2歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に敗れた。

3歳（2019年）

2月24日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳500万下（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

4月7日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下のデイジー賞（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

7月20日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島芝1800m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた7戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟芝2000m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、かなりのスローペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

10月5日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの瓢湖特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から6kg絞って迎えた9戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず10着に敗れた。

7月12日、約6か月の休養明けで迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2000m 雨/重）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

9月20日、中9週で迎えた11戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2500m 曇/良）に出走。14頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着を確保した。

11月8日、中6週で迎えた12戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝2600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、非常に遅いペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のアイスジェイドをクビ差振り切って久々に白星を挙げた。