キヌガサスペシャル（2000年生、母レディプロムナード）

キヌガサスペシャル（2000年3月28日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋特別な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のジェニュイン（当時8歳）と交配したレディプロムナードが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川上悦夫。戦績は、中央平地1戦0勝、地方36戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2002年の新馬チャレンジ。

経歴

デビュー前

後藤保厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2002年）

8月12日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（笠松ダート800m 曇/良）に出走。馬体重は445kg。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るフレイムを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月23日、中5週で迎えた2戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のフレイムをアタマ差振り切って2勝目をつかんだ。

10月23日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

11月9日、中1週で迎えた4戦目は、2歳500万下の黄菊賞（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は安藤勝己騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く12着に終わった。

11月21日、中1週で迎えた5戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、抜け出したナチュラルハーブを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

12月16日、中3週で迎えた6戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

12月30日、中1週で迎えた7戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず7着に終わった。

3歳（2003年）

1月11日、中1週で迎えた8戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したディアブロチャンプにクビ差届かず2着となった。

1月24日、中1週で迎えた9戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず3着に敗れた。

3月7日、中2週で迎えた11戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

5月18日、中9週で迎えた12戦目は、金子正彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のひなげし特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

6月9日、中2週で迎えた13戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳ハンデ戦のマーガレット特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた14戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の矢車草特別（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた15戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のペチュニア特別（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月11日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ戦のハイビスカス特別（大井ダート1590m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月4日、中2週で迎えた17戦目は、一般C1九十（大井ダート1490m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場文男騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではシャープな伸びを見せたが、伸びてきたワイエスアピール決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

9月28日、中2週で迎えた18戦目は、一般C1五（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月9日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1七八（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた20戦目は、一般C1六七（大井ダート1590m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチトセリュウに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

11月3日、中1週で迎えた21戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、フレンドシップジョッキー（大井ダート1190m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

11月28日、中3週で迎えた22戦目は、澤佳宏騎手を鞍上に迎えて、ファイナルナイト賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場なく14着に敗れた。

12月31日、中4週で迎えた23戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、ファイナルドリーム賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4歳（2004年）

1月10日、中0週で迎えた24戦目は、銀嶺特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

4月23日、約3か月半の休み明けで迎えた25戦目は、おおいぬ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森下博騎手（2戦0勝）。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた26戦目は、こいぬ座特別（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で森下博騎手（3戦0勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

6月4日、中1週で迎えた27戦目は、こじし座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で森下博騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

6月29日、中3週で迎えた28戦目は、牝馬限定のハンデ戦のジューンブライド特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は山田信大騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月9日、中0週で迎えた29戦目は、夏霧特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は森下博騎手（5戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた30戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた31戦目は、岐阜ヤクルトカップ（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた32戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤光彰騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

9月14日、中1週で迎えた33戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

9月28日、中1週で迎えた34戦目は、三番叟特別（笠松ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は高木健騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた35戦目は、阪上忠匡騎手を鞍上に迎えて、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に終わった。

11月2日、中2週で迎えた36戦目は、安房峠特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は高木健騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた37戦目は、一般A4（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安藤光彰騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。