カミカゼアミー（1998年生、母フォレストブリーズ）

カミカゼアミー（1998年5月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栃栗毛。種牡馬のマイニング（当時14歳）と交配したフォレストブリーズが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者は高村伸一。戦績は、中央平地1戦0勝、地方19戦1勝2着2回。2001年のブルーバードカップ(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高村伸一から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」と「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、高村伸一から「北海道5月3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、大野肇江によって525万円で落札された。

金沢豊厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2000年）

7月31日、デビュー戦は山中尊徳騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は505kg。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪い、非常に速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のゼンノタイフーンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月19日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのダリア賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で山中尊徳騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に終わった。

9月24日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳戦のサルビア特別（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山中尊徳騎手（2戦1勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に終わった。

10月24日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦の金木犀特別（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山中尊徳騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

11月29日、中4週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞の平和賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中尊徳騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に終わった。

12月29日、中3週で迎えた6戦目は、2歳戦の若獅子特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山中尊徳騎手（5戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

3歳（2001年）

1月23日、中3週で迎えた7戦目は、3歳地方重賞のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山中尊徳騎手（6戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞のブルーバードカップ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で山中尊徳騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月21日、中5週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のしらさぎ賞（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山中尊徳騎手（8戦1勝）。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に終わった。

4月16日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の羽田盃（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で山中尊徳騎手（9戦1勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

5月25日、中5週で迎えた11戦目は、3歳戦の若緑特別（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で山中尊徳騎手（10戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を披露したが、3着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のあじさい特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で山中尊徳騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に入った。

6月28日、中1週で迎えた13戦目は、3歳地方重賞の若潮盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山中尊徳騎手（12戦1勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に終わった。

12月30日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた14戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2002年）

1月29日、中3週で迎えた15戦目は、的場文男騎手を鞍上に迎えて、一般C1七（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったパワーオブムーブから2馬身差の2着となった。

2月15日、中1週で迎えた16戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場文男騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。5着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた17戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、5着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた18戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は的場文男騎手（2戦0勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月12日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた19戦目は、佐藤博紀騎手を鞍上に迎えて、一般C1六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず5着に終わった。

9月8日、中3週で迎えた20戦目は、一ノ瀬亨騎手を鞍上に迎えて、一般C1五六（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったキスミープリーズに詰め切れず、3馬身差の2着となった。