ニシノヴォルケーノ（1999年生、母ブランドミッシェル）

ニシノヴォルケーノ（1999年3月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時16歳）と交配したブランドミッシェルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地14戦0勝2着1回、地方16戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上C4-2。

経歴

デビュー前

杉浦宏昭厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2001年）

11月11日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/不良）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

11月24日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、2歳新馬（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を取り切り、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

12月2日、連闘で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

3歳（2002年）

9月22日、約10か月の休み明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったマヤノタイフーンに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月29日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で勝浦正樹騎手（4戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

10月27日、中3週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

12月10日、中5週で迎えた7戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（宇都宮ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

12月30日、中2週で迎えた8戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、一般C3ロ（宇都宮ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4歳（2003年）

1月6日、連闘で迎えた9戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、一般C3ハ（宇都宮ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。4着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3ロ（足利ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったミスティーボーイから2馬身半差の2着となった。

1月26日、連闘で迎えた11戦目は、茂呂菊次郎騎手を鞍上に迎えて、一般C3 C4（高崎ダート1330m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月3日、中4週で迎えた12戦目は、一般C3イ（足利ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。9着に敗れた。

3月29日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3（高崎ダート1330m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のツクバシュンポウに3/4馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月18日、中6週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（5戦0勝）。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

8月3日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 雨/不良）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下の十勝岳特別（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた17戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

11月2日、中7週で迎えた18戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

11月16日、中1週で迎えた19戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく11着に終わった。

5歳（2004年）

3月21日、約4か月の休養明けで迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい16着に終わった。

4月18日、中3週で迎えた21戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の桜木特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず13着に終わった。

6月17日、中8週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた22戦目は、寺地誠一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したフェイククラウンを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた23戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C7-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のダイナジョウに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月15日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C6-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエクセルロードを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて3勝目をゲットした。

10月6日、約3か月の間隔を開けて迎えた25戦目は、3歳以上C3-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上C3-2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月16日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた27戦目は、3歳以上C4-2（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。鞍上は寺地誠一騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月30日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上C4-2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で寺地誠一騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のビックリシタをハナ差振り切って4勝目を挙げた。

12月23日、中2週で迎えた29戦目は、3歳以上C2-1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で寺地誠一騎手（4戦1勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

6歳（2005年）

1月4日、中1週で迎えた30戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、スタージョッキーカップ（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず6着に敗れた。