ウィクトルウェルス（2022年生、母ウィクトーリア）

ウィクトルウェルス（2022年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「真の勝者(ラテン語)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルスティール（当時10歳）と交配したウィクトーリアが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。主な勝ち鞍は2024年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

宮田敬介厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2024年）

10月5日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 小雨/稍重）に出走。馬体重は498kg。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったレッドキングリーに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

11月24日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のヘヴンウィンドに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3歳（2025年）

2月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳1勝クラスのゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のファイアンクランツに1馬身1/4の差をつけて制した。

6月8日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳以上2勝クラスの香港ジョッキークラブトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のマイネルトルファンに1馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月9日、約5か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳以上3勝クラスのイクイノックスメモリアル（東京芝2000m 小雨/良）に出走。鞍上は5戦連続でC.ルメール騎手（4戦3勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のエランに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。