ロードマドリード（2015年生、母キャサリンオブアラゴン）

ロードマドリード（2015年4月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋スペインの都市名」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時13歳）と交配したキャサリンオブアラゴンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者はケイアイファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額6,912万円（13.82万×500口）で一口馬主が募集された。

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

7月8日、デビュー戦はM.デムーロ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、ミッキーマインドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月16日、中9週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。6頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず3着に敗れた。

10月15日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったメガリージョンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月11日、中3週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続でM.デムーロ騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

3歳（2018年）

2月3日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続でM.デムーロ騎手（4戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったナリタハーデスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

2月25日、中2週で迎えた6戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたアリストライン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

4月29日、中8週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（5戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったフェスタマドンナに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月19日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都芝1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（6戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、ブルベアトリュフに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

6月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（7戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月18日、中9週で迎えた10戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ワイプティアーズにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月8日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のアトミカに3馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

9月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。18頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月16日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた13戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4歳（2019年）

1月13日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた15戦目は、4歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したジョーアラビカにクビ差届かず2着に甘んじた。

4月29日、中2週で迎えた16戦目は、A.シュタルケ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた17戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで奮闘したが、勝ったソールライトにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月15日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

10月27日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの寺泊特別（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

11月16日、中2週で迎えた20戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5歳（2020年）

2月23日、約3か月半の休み明けで迎えた21戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は川田将雅騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい7着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（阪神芝1800m 外回り小雨/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったギャツビーにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

3月29日、中1週で迎えた23戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では余力が残っておらず8着に敗れた。

7月4日、約3か月の休養明けで迎えた24戦目は、3歳以上1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月25日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

8月29日、中4週で迎えた26戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい11着に終わった。