ボードセイリング（1988年生、母シヤダイビユーテイ）

ボードセイリング（1988年4月15日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のテリオス（当時7歳）と交配したシヤダイビユーテイが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地23戦2勝2着2回、中央障害8戦2勝2着3回。主な勝ち鞍は1991年のわらび賞(500万下)。

経歴

デビュー前

国枝栄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1990年）

7月21日、デビュー戦は坂井千明騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では超凡な末脚を披露し、3着に入った。

8月5日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、3着に終わった。

9月1日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、インターミラージュに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

9月23日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイディアボーイに2馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

12月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り小雨/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

3歳（1991年）

1月12日、中4週で迎えた6戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 雪/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は坂井千明騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

2月16日、中4週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の春菜賞（東京芝1600m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3月16日、中3週で迎えた8戦目は、4歳500万下（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（5戦1勝）。14頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

4月6日、中2週で迎えた9戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて4着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた10戦目は、4歳500万下のひめさゆり賞（新潟芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は坂井千明騎手（6戦1勝）。13頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた11戦目は、4歳500万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（7戦1勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るケイエスミラクルを強烈な末脚で半馬身差し切って制した。

9月7日、約4か月の休み明けで迎えた12戦目は、4歳以上900万下のながつき賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた13戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の茨城新聞杯（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

10月27日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下の河北新報杯（福島芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は坂井千明騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。

11月17日、中2週で迎えた15戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず8着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の清澄特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は坂井千明騎手（9戦2勝）。15頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったツーワエースにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

4歳（1992年）

3月29日、約4か月の休養明けで迎えた17戦目は、5歳以上900万下（中山芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（10戦2勝）。14頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月26日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は橋本広喜騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

5月24日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の甲斐駒特別（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は坂井千明騎手（11戦2勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井千明騎手（12戦2勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に敗れた。

7月19日、中4週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井千明騎手（13戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井千明騎手（14戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月29日、中3週で迎えた23戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

5歳（1993年）

1月6日、約4か月半の休み明けで迎えた24戦目は、三浦堅治騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマチエールから1馬身半差の2着となった。

1月23日、中1週で迎えた25戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（1戦0勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のダンスアクションに5馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

2月28日、中4週で迎えた26戦目は、栗原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 曇）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイシンウインから6馬身差の2着となった。

3月28日、中3週で迎えた27戦目は、障害5歳以上400万下（中山障害芝→ダート2700m 雨）に出走。鞍上は2戦連続で栗原洋一騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のスバルボーイに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

6歳（1994年）

7月3日、約15か月半の休み明けで迎えた28戦目は、障害4歳以上オープン（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で栗原洋一騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月30日、中3週で迎えた29戦目は、障害4歳以上オープン（新潟障害芝2800m 外→内晴/良）に出走。鞍上は三浦堅治騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったブランディニーから3馬身半差の2着となった。

7歳（1995年）

2月5日、約6か月半の休養明けで迎えた30戦目は、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3170m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で三浦堅治騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。4着に終わった。

3月4日、中3週で迎えた31戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（京都障害芝→ダート3170m 曇）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で三浦堅治騎手（4戦1勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。9着に敗れた。