オールオブミー（2000年生、母リンガスマドンナ）

オールオブミー（2000年5月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「ジャズの名曲」。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時17歳）と交配したリンガスマドンナが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は三木田牧場。戦績は、中央平地23戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2004年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三木田頼嗣から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2002年）

6月15日、デビュー戦は岡部幸雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は482kg。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた2戦目は、2歳新馬（福島ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

8月17日、中6週で迎えた3戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（新潟芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた4戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月21日、中1週で迎えた5戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に敗れた。

12月14日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい12着に終わった。

3歳（2003年）

3月22日、約3か月半の休み明けで迎えた7戦目は、横山賀一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、息の入らないペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では天授の闘争心でゴールまで頑張り、4着に入った。

4月5日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮戦したが、シルクピュアハートにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月12日、連闘で迎えた9戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のラッシュトゥウィンをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

8月10日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山賀一騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、タフなペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

8月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山賀一騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、緩みのないペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい11着に終わった。

10月26日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく8着に終わった。

11月15日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は大西直宏騎手（1戦1勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく9着に敗れた。

4歳（2004年）

4月3日、約4か月半の休み明けで迎えた14戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、若干速いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず6着に敗れた。

4月25日、中2週で迎えた15戦目は、鈴来直人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい16着に敗れた。

6月27日、中8週で迎えた16戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で大外16番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、後続との差を2馬身以上保って、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい10着に敗れた。

8月7日、中5週で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。最後は、2着のダイワフェローに半馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

9月5日、中3週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（2戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月7日、中8週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

5歳（2005年）

3月12日、約4か月の休み明けで迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の岡崎特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（3戦1勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

4月30日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。6着に沈んだ。

8月14日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（5戦1勝）。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月28日、中1週で迎えた23戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。最後はデアンジェリスと並んで11着同着となった。