シルクピュアハート（2000年生、母シルキーグランス）

シルクピュアハート（2000年3月28日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋純真な心　最後まであきらめない心の持ち主になって貰いたい」。毛色は栗毛。種牡馬のマヤノトップガン（当時8歳）と交配したシルキーグランスが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は早田牧場新冠支場。戦績は、中央平地34戦2勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

シルクホースクラブにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

梅内忍厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

1月6日、デビュー戦は熊沢重文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は448kg。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、5着に終わった。

1月18日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

2月1日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた4戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップオレンジ賞（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で熊沢重文騎手（3戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月16日、中4週で迎えた5戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1600m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた6戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオールオブミーをクビ差だけ差し切って未勝利勝ちを決めた。

5月3日、中3週で迎えた7戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

5月24日、中2週で迎えた8戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（1戦1勝）。18頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚を伸ばせず10着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた9戦目は、3歳500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（2戦1勝）。18頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

10月25日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニチドウジョリーズを半馬身振り切って久々の実戦をモノにした。

11月9日、中1週で迎えた11戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の河北新報杯（福島芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて13着に敗れた。

11月30日、中2週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鞍馬特別（京都芝1200m 曇/不良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で17番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

4歳（2004年）

7月17日、約7か月半の休み明けで迎えた13戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は熊沢重文騎手（4戦0勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

7月31日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の有田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月14日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた15戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（3戦0勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず9着に終わった。

8月29日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には届かず9着に終わった。

9月5日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は高野容輔騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり12着に終わった。

5歳（2005年）

5月21日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた18戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

6月18日、中3週で迎えた19戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

7月9日、中2週で迎えた20戦目は、高井彰大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1400m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

7月24日、中1週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高井彰大騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したビッグサウンドを差し切れず、1馬身差の2着となった。

8月6日、中1週で迎えた22戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、勝ったゲイリークィンビーにねじ伏せられてクビ差の2着に惜敗した。

8月20日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず5着に敗れた。

6歳（2006年）

1月21日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から28kg減らして迎えた24戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に敗れた。

3月11日、中6週で迎えた25戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず16着に終わった。

4月1日、中2週で迎えた26戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飯盛山特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず14着に終わった。

7月15日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた27戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（5戦0勝）。14頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

7月29日、中1週で迎えた28戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（6戦0勝）。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

8月13日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（7戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では稲妻の如き末脚を披露したが、3着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（8戦0勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

9月3日、連闘で迎えた31戦目は、3歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（9戦0勝）。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

11月5日、中8週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた32戦目は、3歳以上500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で野元昭嘉騎手（10戦0勝）。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に終わった。

12月2日、中3週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた33戦目は、3歳以上500万下（中京芝2500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で野元昭嘉騎手（11戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では切れる脚を使えず11着に終わった。

7歳（2007年）

1月27日、中7週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた34戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で野元昭嘉騎手（12戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

2月11日、中1週で迎えた35戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で野元昭嘉騎手（13戦0勝）。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に敗れた。