ビッグサウンド（2002年生、母シュガークッキー）

ビッグサウンド（2002年3月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋健全な」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時9歳）と交配したシュガークッキーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）ガーベラパークスタッド。戦績は、中央平地13戦2勝。主な勝ち鞍は2005年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中尾正厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2004年）

8月15日、デビュー戦は安藤勝己騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のトーセンマエストロに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月19日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンの野路菊ステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いが甘くなり、4着に終わった。

3歳（2005年）

5月29日、約8か月半の休養明けで迎えた3戦目は、3歳500万下のガーベラ賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤勝己騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

6月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の鶴橋特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

7月9日、中2週で迎えた5戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後はガス欠状態になり14着に敗れた。

7月24日、中1週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、豪快な末脚を炸裂させて、最後は2着のシルクピュアハートに1馬身の差をつけて2勝目を収める

8月20日、中3週で迎えた7戦目は、上村洋行騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部スポニチ賞（小倉芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り12着に敗れた。

10月23日、中8週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の清滝特別（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦1勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

11月13日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のドンカスターカップ（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（4戦1勝）。15頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では鋭い脚を使えず14着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた10戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のアプローズ賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず6着に終わった。

12月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上1000万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい最後はイブロンと並んで5着同着となった。

12月24日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上1000万下のクリスマスキャロル賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は上村洋行騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

4歳（2006年）

1月7日、中1週で迎えた13戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の伏見特別（京都芝1600m 外回り雪/良）に出走。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。