タガノハツコイ（2016年生、母タガノジョイナー）

タガノハツコイ（2016年4月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋初恋」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドアリュール（当時17歳）と交配したタガノジョイナーが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2020年の4歳以上1勝クラス(牝)。

経歴

デビュー前

西園正都厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

2月16日、デビュー戦は太宰啓介騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったテーオーキャンディに詰め切れず、約10馬身差の2着となった。

3月10日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したブロードハーストを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

3月31日、中2週で迎えた3戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したエターナルディーバにハナ差届かず2着に甘んじた。

4月20日、中2週で迎えた4戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

6月6日、中6週で迎えた5戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三熊山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて、最後は2着のジュゼッペレオを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

6月22日、中1週で迎えた6戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に終わった。

10月20日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（京都ダート1400m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

4歳（2020年）

1月25日、約3か月の休み明けで迎えた8戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のスズカゼをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

2月9日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの和布刈特別（小倉ダート1700m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦1勝）。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり14着に終わった。

5月24日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの御室特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は太宰啓介騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

8月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスのRKB賞（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（3戦0勝）。15頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず15着に終わった。