リニアアトラス（1984年生、母トキノレコード）

リニアアトラス（1984年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のバンブーアトラス（当時5歳）と交配したトキノレコードが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）村下牧場。戦績は、中央平地21戦1勝2着1回、地方6戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は1987年の4歳未勝利。

経歴

デビュー前

松田由太郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

11月1日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（京都芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は470kg。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では伸びが劣勢になり16着に終わった。

12月20日、中6週で迎えた2戦目は、松田幸春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

3歳（1987年）

1月10日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は土肥幸広騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で猛追したが、勝ったハッピーサンライズに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

2月8日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライズダンディに5馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

2月22日、中1週で迎えた5戦目は、4歳400万下のくすのき賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（3戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく9着に終わった。

3月14日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下（阪神ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で土肥幸広騎手（4戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず3着に終わった。

4月4日、中2週で迎えた7戦目は、4歳400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で土肥幸広騎手（5戦1勝）。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた8戦目は、4歳400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で土肥幸広騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に敗れた。

5月10日、中2週で迎えた9戦目は、4歳400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で土肥幸広騎手（7戦1勝）。15頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた10戦目は、4歳400万下の野苺賞（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で土肥幸広騎手（8戦1勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳400万下（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で土肥幸広騎手（9戦1勝）。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳400万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で土肥幸広騎手（10戦1勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上400万下（小倉芝1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で土肥幸広騎手（11戦1勝）。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

8月1日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上400万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で土肥幸広騎手（12戦1勝）。14頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。

8月23日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下の都井岬特別（小倉芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で土肥幸広騎手（13戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は14戦連続で土肥幸広騎手（14戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月20日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上400万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で土肥幸広騎手（15戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

10月4日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上400万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で土肥幸広騎手（16戦1勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で土肥幸広騎手（17戦1勝）。12頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で土肥幸広騎手（18戦1勝）。16頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

4歳（1988年）

7月9日、約8か月の休養明けで迎えた21戦目は、5歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で土肥幸広騎手（19戦1勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線ではいい脚を見せられず15着に終わった。

8月28日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、松原義夫騎手を鞍上に迎えて、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着を確保した。

9月13日、中1週で迎えた23戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松原義夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったサクラニッポンから1馬身半差の2着となった。

10月3日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松原義夫騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったカシノウンリュウから1馬身差の2着に敗北した。

10月23日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1ロ（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松原義夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のキングネーシヨンに1馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

11月7日、中1週で迎えた26戦目は、平湯特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松原義夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた27戦目は、水車特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松原義夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。3着を確保した。