ハッピーサンライズ（1984年生、母バウンテイフルアイ）

ハッピーサンライズ（1984年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のデイクタス（当時17歳）と交配したバウンテイフルアイが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地27戦4勝2着3回、中央障害4戦1勝。1987年のローズステークス(牝G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武田作十郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1986年）

12月6日、デビュー戦は河内洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は396kg。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた2戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったヤエギクオーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（1987年）

1月10日、中2週で迎えた3戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は河内洋騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリニアアトラスに8馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

1月31日、中2週で迎えた4戦目は、久保敏文騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のあすなろ賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

2月22日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、田島信行騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のくすのき賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

3月8日、中1週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた6戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下（阪神ダート1700m 曇/不良）に50kgの軽斤量で出走。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のトップコートに2馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

3月22日、中1週で迎えた7戦目は、4歳400万下のさわらび賞（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は武豊騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

4月26日、中1週で迎えた9戦目は、3歳オープンの若草賞（京都芝2400m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦1勝）。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

5月23日、中3週で迎えた10戦目は、4歳900万下の菩提樹特別（阪神芝2200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず3着に終わった。

6月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳ハンデ戦でオープンの白百合ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく5着に終わった。

7月12日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で4歳900万下のひめゆり賞（中京芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で武豊騎手（5戦1勝）。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではいいところがなく6着に終わった。

9月13日、中8週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で武豊騎手（6戦1勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシマノスピードに1馬身3/4の差をつけて勝利を手に入れた。

10月3日、中2週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下のムーンライトハンデキャップ（阪神芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で武豊騎手（7戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のシヨノリーガルに2馬身の差をつけて4勝目を奪取した。

10月25日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳G2のローズステークス（京都芝2000m 外回り曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で武豊騎手（8戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したマックスビューティに半馬身届かず2着に敗北した。

11月15日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定3歳G1のエリザベス女王杯（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で武豊騎手（9戦3勝）。20頭立ての6番人気で大外20番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、18番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に敗れた。

4歳（1988年）

1月5日、中6週で迎えた17戦目は、ハンデG3の金杯（京都芝2000m 曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は10戦連続で武豊騎手（10戦3勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず13着に敗れた。

4月24日、約3か月半の休養明けで迎えた18戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、栗東ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

5月29日、中4週で迎えた19戦目は、エメラルドステークス（阪神芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で猿橋重利騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず7着に終わった。

7月17日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、田島良保騎手を鞍上に迎えて、小倉日経賞（小倉芝1700m 雨/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた21戦目は、G3の北九州記念（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月28日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデG3の小倉記念（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く7着に敗れた。

9月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、4歳以上1400万下の元町ステークス（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で河内洋騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったタカライデンに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

10月15日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上1400万下の嵐山ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で河内洋騎手（6戦1勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

11月12日、中3週で迎えた25戦目は、アンドロメダステークス（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で河内洋騎手（7戦1勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり13着に敗れた。

12月25日、中5週で迎えた26戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は猿橋重利騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

5歳（1989年）

6月24日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた27戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、5歳以上1400万下の桶狭間ステークス（中京芝2500m 雨/不良）に出走。11頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

8月13日、中6週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた28戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のメイトウルーチェに5馬身の差をつけて久方ぶりに白星を挙げた。

9月2日、中2週で迎えた29戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた30戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月22日、中2週で迎えた31戦目は、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。