ヤエギクオー（1984年生、母ランズプロント）

経歴

デビュー前

2歳（1986年）

12月6日、デビュー戦は丸山勝秀騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（阪神芝1600m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸山勝秀騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のハッピーサンライズに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（1987年）

1月11日、中2週で迎えた3戦目は、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で丸山勝秀騎手（2戦1勝）。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい12着に敗れた。

2月1日、中2週で迎えた4戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下の寒桜賞（京都ダート1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

3月15日、中5週で迎えた5戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、4歳400万下のはなのき賞（中京芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛進したが、伸びてきたミントダッシュ決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

4月4日、中2週で迎えた6戦目は、4歳400万下のれんげ賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、勝ったウオーターパワーにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中3週で迎えた7戦目は、4歳400万下のあずさ賞（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で増井裕騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

4歳（1988年）

1月16日、約8か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、稲葉的海騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に終わった。

1月31日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた9戦目は、5歳以上400万下の紫川特別（小倉芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は増井裕騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はバタバタになってしまい10着に敗れた。

2月7日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上400万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（4戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

3月5日、中3週で迎えた11戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、5歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。