シマノスピード（1983年生、母ビューティライダー）

シマノスピード（1983年5月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタケシバオー（当時18歳）と交配したビューティライダーが5歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は松本信行。戦績は、中央平地29戦5勝2着4回、中央障害3戦2勝。主な勝ち鞍は1987年の三河特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

吉田三郎厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

1月25日、デビュー戦は4歳新馬（京都ダート1700m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。鞍上は稲葉的海騎手。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず6着に終わった。

2月8日、4歳新馬（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で稲葉的海騎手。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

3月1日、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は林満明騎手。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に敗れた。

3月16日、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るブライトインターを次元の違う末脚でアタマ差だけ差し切ってトップでゴールへと飛び込んだ。

3月30日、4歳400万下（阪神ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に敗れた。

5月10日、4歳400万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は吉田勝也騎手。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

6月1日、4歳400万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田勝也騎手。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。最後は減速してしまい7着に敗れた。

6月15日、4歳400万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は林満明騎手。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

6月28日、4歳400万下（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手。16頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を発揮し、3着に入った。

11月29日、4歳以上400万下（中京ダート1700m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手。15頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

12月13日、4歳以上400万下（中京ダート1700m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のテルノテーオをアタマ差振り切って勝利を収めた。

4歳（1987年）

1月6日、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は稲葉的海騎手。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

1月24日、5歳以上900万下（京都ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は中竹和也騎手。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月8日、5歳以上900万下の宇治川特別（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3月1日、ハンデ戦で5歳以上900万下の洲本特別（阪神ダート1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

3月22日、ハンデ戦で5歳以上900万下の瀬戸特別（中京ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は林満明騎手。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

4月19日、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手。13頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

5月17日、5歳以上900万下（京都ダート1800m 雨/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は林満明騎手。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に敗れた。

5月23日、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、クリメイトにクビ差交わされて2着となった。

6月14日、5歳以上900万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったモガミブレーブにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月27日、ハンデ戦で5歳以上900万下の三河特別（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のリップコードに1馬身半の差をつけて勝利を手に入れた。

7月18日、4歳以上900万下（札幌ダート2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は林満明騎手。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月2日、4歳以上900万下（札幌ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月13日、ハンデ戦で4歳以上900万下の新涼特別（阪神ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は田島良保騎手。15頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったハッピーサンライズにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月4日、4歳以上900万下（阪神ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は中竹和也騎手。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。

10月18日、4歳以上900万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシンハレルヤを途轍もない末脚で半馬身差し切ってトップでゴールインした。

5歳（1988年）

1月30日、5歳以上900万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のセンゲンタローをクビ差振り切って勝利を掴んだ。

2月7日、5歳以上900万下の宇治川特別（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したシンハレルヤに半馬身届かず2着に敗北した。

2月20日、5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で中竹和也騎手。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

3月20日、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で中竹和也騎手。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のラガーシェブロンに約10馬身の大差をつけて勝利を決めた。

4月23日、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は7戦連続で中竹和也騎手。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックウエーブに2馬身の差をつけて勝利をモノにした。

11月27日、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で中竹和也騎手。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。競走中止となった。