ホットロッド（2006年生、母サクラノーザリー）

経歴

デビュー前

1歳のとき、荒木克巳から「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場され、和泉栄一によって157.5万円で落札された。

林正人厩舎（船橋）へ入厩。

2歳（2008年）

8月29日、デビュー戦は左海誠二騎手を鞍上に据えて、2歳（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。馬体重は527kg。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、シュバレスクに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

9月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で左海誠二騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

11月18日、中8週で迎えた3戦目は、山田信大騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた4戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、2歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

3歳（2009年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るマシェットを別次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月4日、中3週で迎えた6戦目は、3歳戦のベストビット特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では弾けるような伸び脚で猛追したが、勝ったメイプルウィリングをクビ差捉え切れず2着に惜敗した。

2月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳戦のアメジストフラワー賞（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では閃光の如き末脚を披露し、3着に入った。

3月9日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の内外タイムス盃（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したサプライズゲストを差し切れず、1馬身半差の2着となった。

3月23日、中1週で迎えた9戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るブルーラッドを次元の違う末脚で半馬身差し切って2勝目をマークした。

4月15日、中2週で迎えた10戦目は、3歳S3のクラウンカップ（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、4着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳S3の東京湾カップ（船橋ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

4歳（2010年）

2月18日、約9か月半の休み明けで迎えた12戦目は、濱田達也騎手を鞍上に迎えて、花巡り特別（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

3月10日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた13戦目は、野沢憲彦騎手を鞍上に迎えて、Stepto船橋競馬60周年賞（船橋ダート1600m 晴/不良）に出走。14頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。