ミニーアイル（2018年生、母アイランドファッション）

ミニーアイル（2018年2月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「人名より+父名の一部」。毛色は芦毛。種牡馬のミッキーアイル（当時7歳）と交配したアイランドファッションが19歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年のフィリーズレビュー(牝G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ノーザンレーシングから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、大野剛嗣によって3,348万円で落札された。

武幸四郎厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

8月15日、デビュー戦は秋山真一郎騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では稲妻のような末脚を発揮し、3着に入った。

8月29日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアルムファーツリーに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月7日、中9週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた3戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のKBS京都賞ファンタジーステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず6着に敗れた。

3歳（2021年）

1月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から12kg絞って迎えた4戦目は、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。17頭立ての1番人気に推されて大外17番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では電光石火の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月21日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳1勝クラスのあざみ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のニシノリースを半馬身振り切って2勝目を挙げた。

3月14日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯フィリーズレビュー（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤岡康太騎手（3戦1勝）。18頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月11日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で藤岡康太騎手（4戦1勝）。18頭立ての17番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

6月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの舞子特別（阪神芝1400m 小雨/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの雲仙特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は藤岡康太騎手（5戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

10月30日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

4歳（2022年）

2月12日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（7戦1勝）。18頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

2022年2月18日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。