アルムファーツリー（2018年生、母チャーリーズ）

アルムファーツリー（2018年3月26日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+もみの木」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のエピファネイア（当時8歳）と交配したチャーリーズが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は有限会社新冠タガノファーム。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月11日、デビュー戦は西村淳也騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。馬体重は446kg。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入った。

8月1日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で西村淳也騎手（1戦0勝）。17頭立ての5番人気で大外17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、4着に入った。

8月29日、中3週で迎えた3戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミニーアイルにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

9月6日、連闘で迎えた4戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

10月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったドナウエレンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

10月18日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた8戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月19日、中2週で迎えた9戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、抜け出したメイショウヒューマを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

3歳（2021年）

1月10日、中2週で迎えた10戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

3月14日、中8週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（5戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月17日、中4週で迎えた12戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。15頭立ての4番人気で14番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら3番手で通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

5月1日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（6戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（7戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

6月12日、中2週で迎えた15戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

6月19日、連闘で馬体重を前走から12kg減らして迎えた16戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（阪神芝1200m 小雨/重）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

7月10日、中2週で迎えた17戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウインカンターレに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月24日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

4歳（2022年）

2月6日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた19戦目は、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（8戦0勝）。18頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

5月28日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg絞って迎えた20戦目は、松本大輝騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

8月21日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、C.ホー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のテンメジャーガールをアタマ差振り切って2勝目を獲得した。

9月4日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラスの宗像特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず10着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた23戦目は、3歳以上2勝クラスの知多特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（9戦0勝）。17頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

10月15日、中2週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた24戦目は、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は岩田望来騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた25戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの新津特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

12月10日、中5週で迎えた26戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びを欠き9着に終わった。

5歳（2023年）

1月28日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は丸山元気騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して12番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、抜け出したエナジーグランにクビ差届かず2着となった。

2月18日、中2週で迎えた28戦目は、4歳以上2勝クラスの紫川特別（小倉芝1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に敗れた。

3月11日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず10着に終わった。

4月2日、中2週で馬体重を前走から18kg戻して迎えた30戦目は、永島まなみ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた31戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

5月7日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの咲花特別（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

6月10日、中4週で迎えた33戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

6月25日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた34戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのHTB杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず7着に敗れた。

7月8日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた35戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの潮騒特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

7月16日、連闘で迎えた36戦目は、3歳以上2勝クラスの湯の川温泉特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に終わった。

8月20日、中4週で迎えた37戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの西部スポニチ賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

9月3日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上2勝クラスの西日本新聞杯（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

9月30日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた39戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。17頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

10月14日、中1週で迎えた40戦目は、3歳以上2勝クラス（京都芝1400m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（4戦0勝）。11頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず7着に終わった。

6歳（2024年）

2月3日、約3か月半の休み明けで迎えた41戦目は、4歳以上2勝クラス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（5戦0勝）。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入り込んだ。

2月18日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた42戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラスの唐戸特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず9着に終わった。

2024年2月28日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。