タイセイマーシャル（2021年生、母ファーストチェア）

タイセイマーシャル（2021年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+元帥」。毛色は鹿毛。種牡馬のヘニーヒューズ（当時18歳）と交配したファーストチェアが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村田牧場。主な勝ち鞍は2024年の言訳まみれ活動2周年記念(一般C14)。

経歴

デビュー前

杉山晴紀厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2023年）

12月16日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、2歳戦のメイクデビュー中京（中京ダート1800m 曇/重）に出走。馬体重は488kg。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

12月28日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦の2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3歳（2024年）

1月7日、中0週で迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

1月27日、中2週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

3月23日、中7週で迎えた5戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 雨/重）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5月18日、中7週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で亀田温心騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

6月16日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は松若風馬騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

9月25日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた8戦目は、塚本征吾騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったトクシーオーディンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中1週で迎えた9戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C18（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に敗れた。

11月6日、中3週で迎えた10戦目は、言訳まみれ活動2周年記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は塚本征吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて、最後は2着のムーヴオンに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2025年）

1月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた11戦目は、張田昂騎手を鞍上に迎えて、全国地方競馬日本酒クラシック（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るイグナイトユーを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて順当に勝利した。

2月14日、中2週で迎えた12戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で張田昂騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

3月14日、中3週で迎えた13戦目は、千葉の酪農応援賞（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田昂騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のミヤビハイジアに1馬身半の差をつけて下馬評通りの実力を証明した。

4月2日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2六七（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で張田昂騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るキープアドーラブルを交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて圧倒的支持に応えた。

5月7日、中4週で迎えた15戦目は、いるかスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で張田昂騎手（4戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で猛進したが、勝ったノベンバーステップにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

6月2日、中3週で迎えた16戦目は、馬い!玉子詰め放題サンサンエッグ（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で張田昂騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るグッドインディードを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて5勝目を収める

7月4日、中4週で迎えた17戦目は、文月スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で張田昂騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のコタツデミカンを3/4馬身振り切って6勝目をつかんだ。

8月1日、中3週で迎えた18戦目は、ペリドットスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で張田昂騎手（7戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

8月31日、中3週で迎えた19戦目は、獅子奮迅スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で張田昂騎手（8戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

9月29日、中3週で迎えた20戦目は、オリオンビアバー船橋競馬場店営業中記念（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で張田昂騎手（9戦5勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず5着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた21戦目は、ノーベンバースプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で張田昂騎手（10戦5勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり8着に敗れた。