ファストコンタクト（2008年生、母ステファニーチャン）

ファストコンタクト（2008年4月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ファーストコンタクト。最初の相互接触」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアッミラーレ（当時11歳）と交配したステファニーチャンが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）酒井牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方25戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2011年の3歳。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月7日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は420kg。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

3歳（2011年）

1月29日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴山雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

4月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

6月4日、中5週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

7月4日、中3週で迎えた5戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、3歳C2三（盛岡ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベルに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月11日、連闘で迎えた6戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のリュウノルビーに約19馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

7月25日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦のアメジスト賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳C1二（盛岡ダート1400m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスミヨシルビーに約12馬身の大差をつけて断トツの支持に応えた。

9月9日、中4週で迎えた9戦目は、水野貴史騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

10月5日、中3週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で水野貴史騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るライトトラップを上がり2位の末脚で3/4馬身差し切って4勝目をゲットした。

11月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で水野貴史騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

11月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で水野貴史騎手（4戦1勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

12月19日、中3週で迎えた14戦目は、3歳（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で水野貴史騎手（5戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を握り、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、サッポロメイーンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

4歳（2012年）

1月7日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2十五十六十七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で水野貴史騎手（6戦1勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

2月3日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2十六十七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で水野貴史騎手（7戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

2月24日、中2週で迎えた17戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

3月23日、中3週で迎えた18戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2十四十五（浦和ダート1500m 雨/良）に出走。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。

4月6日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2十三十四（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

4月25日、中2週で迎えた20戦目は、一般C2七（浦和ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は水野貴史騎手（8戦1勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5月18日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2十五十六十七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で水野貴史騎手（9戦1勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず9着に終わった。

5月31日、中1週で迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

6月21日、中2週で迎えた23戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、祝運転士研修40期15周年（船橋ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今ひとつ伸びが無く7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた24戦目は、岡田大騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四五（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。14頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3二三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡田大騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のスイープザテーブルをアタマ差振り切って5勝目を収める

8月7日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で岡田大騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた27戦目は、一般C2十十一十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で岡田大騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に敗れた。

9月13日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2四（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で岡田大騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた29戦目は、一般C2六七（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で岡田大騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。