エイシンディアデム（2018年生、母キャントンガール）

エイシンディアデム（2018年3月18日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+王族の装飾された頭飾り(仏)」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープインパクト（当時16歳）と交配したキャントンガールが17歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。主な勝ち鞍は2021年のうまかつ.net賞。

経歴

デビュー前

1歳のとき、栄進堂から「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

渡辺薫彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2020年）

7月19日、デビュー戦は藤井勘一郎騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は420kg。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

8月9日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤井勘一郎騎手（1戦0勝）。18頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず14着に終わった。

11月8日、約3か月の休み明けで迎えた3戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く6着に終わった。

12月20日、中5週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

3歳（2021年）

2月27日、中9週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

4月11日、中5週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた6戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の八重桜賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったタガノリヴェラーノに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

4月23日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の夜のウーマんチャンス（佐賀ダート900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヤエノツバメに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

5月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳戦の紫蘭賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

6月14日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のうまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で倉富隆一郎騎手（4戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテイエムセレーナを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて2勝目を掴み取った。

6月25日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の炎陽賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で倉富隆一郎騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

8月11日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳戦のうまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で倉富隆一郎騎手（6戦2勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

12月25日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、3歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で倉富隆一郎騎手（7戦2勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、アシュモレアンに3/4馬身交わされて2着となった。

4歳（2022年）

1月16日、中2週で迎えた14戦目は、初空月賞（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で倉富隆一郎騎手（8戦2勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

1月30日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で倉富隆一郎騎手（9戦2勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

2月13日、中1週で迎えた16戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-8（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（10戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（11戦2勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた19戦目は、さなびっちさん来場記念（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で倉富隆一郎騎手（12戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

4月9日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で倉富隆一郎騎手（13戦2勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた21戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-5（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

5月8日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は倉富隆一郎騎手（14戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた23戦目は、小満特選（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で倉富隆一郎騎手（15戦2勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るオプティマスを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月24日、約4か月の休み明けで迎えた24戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山芝2000m 曇/不良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた25戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

12月10日、中8週で迎えた26戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての17番人気で2番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

5歳（2023年）

1月15日、中4週で迎えた27戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり11着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田菜七子騎手（2戦0勝）。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上1勝クラス（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で藤田菜七子騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた30戦目は、小林脩斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた31戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい14着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（4戦0勝）。16頭立ての15番人気で大外16番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

7月2日、約3か月半の休養明けで迎えた33戦目は、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は野中悠太郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

8月9日、中4週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた34戦目は、小野楓馬騎手を鞍上に迎えて、新ひだか建設協会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

8月22日、中1週で迎えた35戦目は、阿岸潤一朗騎手を鞍上に迎えて、松下裕汰特別（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた36戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ヤングジェネレーションカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

9月19日、中1週で迎えた37戦目は、黒沢愛斗騎手を鞍上に迎えて、サロマ大収穫祭特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚がパッとせず12着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた38戦目は、若杉朝飛騎手を鞍上に迎えて、とままえ産ななつぼし特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場なく12着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた39戦目は、ルドベキア特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で若杉朝飛騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた40戦目は、ゼラニウム特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で若杉朝飛騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では速い脚を使えず10着に終わった。