カヅミヒリュウ（1995年生、母ツルギヒリュウ）

カヅミヒリュウ（1995年6月17日）は、日本の競走馬。牝馬。品種はアングロアラブで、毛色は栗毛。種牡馬のカヅミネオン（当時9歳）と交配したツルギヒリュウが5歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は鳥山郁男。戦績は、地方26戦8勝2着7回。主な勝ち鞍は1999年の春駒特別(アラ系一般C1)。

経歴

デビュー前

山際孝幸厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（1997年）

8月14日、デビュー戦は坂口重政騎手を鞍上に据えて、アラ系3歳（笠松ダート800m 曇/重）に出走。馬体重は436kg。6頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、アラ系3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったヘイセイタイソンから4馬身差の2着に敗北した。

10月2日、中4週で迎えた3戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（笠松ダート800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月23日、中2週で迎えた4戦目は、アラ系3歳（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた5戦目は、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のニシデングレイスに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月25日、中1週で迎えた6戦目は、2歳戦のいろり火特別イ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のシンコービックワンをアタマ差制して制した。

12月19日、中2週で迎えた7戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、アラ系3歳（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のハンサムバロンに1馬身半の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月29日、中0週で迎えた8戦目は、2歳戦の中京スポ杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤勝己騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。3着に終わった。

3歳（1998年）

2月11日、中5週で迎えた9戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのオグリオー記念（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月23日、中1週で迎えた10戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月5日、中5週で迎えた11戦目は、アラ系4歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたヘネシーオリオン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

4月27日、中2週で迎えた12戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のラッキーアケボノに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

5月13日、中1週で迎えた13戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのアラブダービー（笠松ダート1800m 晴/不良）に出走。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に終わった。

6月8日、中3週で迎えた14戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、木曽川特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

10月15日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、アラ系一般C3（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（3戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホームランオーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

11月5日、中2週で迎えた16戦目は、アラ系一般C2 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフジハイトッキュウに1馬身半の差をつけて6勝目を獲得した。

4歳（1999年）

3月15日、約4か月半の休養明けで迎えた17戦目は、唐津洋介騎手を鞍上に迎えて、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり7着に敗れた。

4月5日、中2週で迎えた18戦目は、アラ系一般C3イ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は坂口重政騎手（6戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目覚ましい伸び脚で追い上げたが、勝ったマルヨライダーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月29日、中2週で迎えた19戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口重政騎手（7戦3勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

5月17日、中2週で迎えた20戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂口重政騎手（8戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったダイセンアムールにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

6月3日、中1週で迎えた21戦目は、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口重政騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたイシノリンボー決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

6月21日、中2週で迎えた22戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口重政騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったカイキョウアンサーにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

7月15日、中2週で迎えた23戦目は、アラ系一般C2ロ（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で坂口重政騎手（11戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったスギノヤマノオーに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた24戦目は、アラ系一般C1 C2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口重政騎手（12戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では異次元の末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のイッシンチカラに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

8月11日、中1週で迎えた25戦目は、春駒特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口重政騎手（13戦4勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて抜け出し、最後は2着のシボレーマインに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月14日、中4週で迎えた26戦目は、長月特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は唐津洋介騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。