ヤマノブルーグラス（2004年生、母ビツキーロイヤル）

ヤマノブルーグラス（2004年5月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋青＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時9歳）と交配したビツキーロイヤルが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）宮内牧場。戦績は、中央平地13戦1勝2着2回、中央障害3戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

当歳のとき、宮内牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。1歳のとき、宮内牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2006年）

7月9日、デビュー戦は塚田祥雄騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は460kg。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

7月23日、中1週で迎えた2戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/重）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に終わった。

9月2日、中5週で迎えた3戦目は、服部剛史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手に欠いて4着に終わった。

9月23日、中2週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部剛史騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた5戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた6戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山真一郎騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したマイネルクルーガーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中1週で迎えた7戦目は、2歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で秋山真一郎騎手（2戦0勝）。15頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

12月3日、中1週で迎えた8戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

3歳（2007年）

3月4日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を繰り出したが、4着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では物凄い伸び脚を見せたが、勝ったシンボリブラームスにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着に敗北した。

4月7日、中2週で迎えた12戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月22日、中1週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のマイネルハヤトに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

7月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた14戦目は、白浜雄造騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 小雨/重）に出走。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。最後は、勝ったマーベラスチーフからクビ差の2着となった。

8月5日、中2週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で白浜雄造騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったカネトシパワフルから2馬身差の2着に敗北した。

9月9日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で白浜雄造騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のユキノボーイに3馬身半の差をつけて単勝一倍台の支持に応えた。