ナムラクローバー（1989年生、母ダイナハニー）

ナムラクローバー（1989年6月16日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のフオテイテン（当時5歳）と交配したダイナハニーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）いとう牧場。戦績は、中央平地14戦1勝2着4回、地方13戦0勝。主な勝ち鞍は1992年の4歳新馬(牝)。

経歴

デビュー前

橋本寿正厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1992年）

1月5日、デビュー戦は岸滋彦騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の4歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は414kg。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るシゲルチュウシオを自慢の末脚で半馬身差し切って初白星を挙げた。

3月28日、約3か月の間隔を開けて迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のれんげ賞（阪神芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したロングオリオンにクビ差届かず2着となった。

4月12日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定4歳500万下の矢車賞（京都芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見事な伸び脚で猛追したが、勝ったユキノジェンヌに詰め切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月30日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神芝1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月27日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、加藤和宏騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月11日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、4歳以上500万下の礼文特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったベッスルクイーンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4歳（1993年）

2月13日、約7か月の休養明けで迎えた9戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったリリーフォーレルに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた10戦目は、上野清章騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の志賀島特別（小倉芝2000m 雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた11戦目は、5歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

3月27日、中1週で迎えた12戦目は、川合達彦騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は岸滋彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/良）に出走。鞍上は上野清章騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

7月13日、中9週で迎えた15戦目は、戸部尚実騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた16戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸部尚実騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月20日、中2週で迎えた17戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で戸部尚実騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月7日、中2週で迎えた18戦目は、吉村祐一騎手を鞍上に迎えて、B2ハ（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。4着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた19戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村祐一騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月24日、連闘で迎えた20戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村祐一騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた21戦目は、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村祐一騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月3日、中1週で迎えた22戦目は、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村祐一騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた23戦目は、横山誠騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

12月15日、中2週で迎えた24戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、一般B2ロ（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた25戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で仙道光男騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（1994年）

1月9日、中1週で迎えた26戦目は、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で仙道光男騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた27戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、一般B2 C1（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。