ノムラテスコレデー（1990年生、母ノムラテスコ）

ノムラテスコレデー（1990年6月13日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のアスワン（当時11歳）と交配したノムラテスコが11歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山本通則。戦績は、中央平地20戦3勝2着2回、中央障害1戦0勝、地方19戦0勝2着3回。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上900万下(牝)。

経歴

デビュー前

伊藤修司厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1993年）

2月6日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり13着に敗れた。

3月6日、中3週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

3月28日、中2週で迎えた3戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月24日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は武豊騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。逃げる形となり、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエレメントレディーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

6月6日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の4歳500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた7戦目は、4歳500万下（京都芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で武豊騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではいいところがなく15着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた8戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 小雨/重）に50kgの軽斤量で出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

7月24日、中1週で迎えた9戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1000m 雨/良）に出走。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に終わった。

8月14日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は武豊騎手（5戦1勝）。18頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、速いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、ホーリーサンライズに交わされて1馬身半差の2着となった。

11月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下の舞鶴特別（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったトウジンゼピュロスにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

12月18日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田伸二騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させてあっさりと抜け出し、最後は2着のルイアンドパパに3馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

4歳（1994年）

1月9日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下の天神橋特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤田伸二騎手（4戦1勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後はバテてしまい12着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた15戦目は、猿橋重利騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の帆柱山特別（小倉芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

3月6日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は武豊騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

3月20日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上900万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（5戦1勝）。11頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、平均的なペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るファンドリモアーをアタマ差だけ差し切って3勝目をマークした。

4月10日、中2週で迎えた18戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

5月1日、中2週で迎えた19戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月24日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上900万下のSTV杯（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（6戦2勝）。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず12着に終わった。

10月22日、中3週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた21戦目は、山田泰誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の五色沼特別（福島芝1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

5歳（1995年）

3月22日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた22戦目は、佐々木泉騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン特別（宇都宮ダート1900m 晴/稍重）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

5月5日、中5週で迎えた23戦目は、はなしょうぶ特別（宇都宮ダート1900m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木泉騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月24日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、芙蓉特別（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。8頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

9月28日、中4週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、稲穂賞（足利ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田利雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月24日、中7週で迎えた26戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、西洋菊特別（船橋ダート1700m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月29日、中4週で迎えた27戦目は、年忘れ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑島孝春騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカントーリュウオーから5馬身差の2着となった。

6歳（1996年）

1月12日、中1週で迎えた28戦目は、白富士特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で桑島孝春騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。3着に終わった。

2月8日、中3週で迎えた29戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般B3二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。最後は、勝ったメジャーテイオーから1馬身差の2着となった。

2月22日、中1週で迎えた30戦目は、柿本政男騎手を鞍上に迎えて、ベストスパー特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に終わった。

3月13日、中2週で迎えた31戦目は、もくれん特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月5日、中2週で迎えた32戦目は、フェニックス特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイシュウビッグから1馬身半差の2着に敗北した。

4月18日、中1週で迎えた33戦目は、石井勝男騎手を鞍上に迎えて、槙特別（船橋ダート1700m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月7日、中2週で迎えた34戦目は、五月晴特別（浦和ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月12日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた35戦目は、マルチベスト特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石井勝男騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。11着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた36戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、初夏特別（船橋ダート1700m 雨/重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月9日、中1週で迎えた37戦目は、カンナ特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は石井勝男騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月18日、連闘で迎えた38戦目は、九十九里特別（船橋ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石井勝男騎手（4戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた39戦目は、御宿特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦0勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた40戦目は、萩特別（浦和ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石井勝男騎手（5戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。8着に敗れた。