オーブライツ（2009年生、母フィエスタ）

オーブライツ（2009年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「宝玉＋輝き」。毛色は芦毛。種牡馬のファンタスティックライト（当時13歳）と交配したフィエスタが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）金成吉田牧場。戦績は、中央平地16戦0勝2着3回、中央障害2戦0勝、地方16戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2014年の3歳以上C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、金成吉田牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、村上稔によって483万円で落札された。

大橋勇樹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2011年）

10月15日、デビュー戦は酒井学騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 曇/重）に出走。馬体重は490kg。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

10月23日、連闘で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3歳（2012年）

2月5日、約3か月半の休養明けで迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず9着に敗れた。

2月19日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた5戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。16頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

4月18日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、3歳戦の金剛山特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったテイエムセイリュウに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月2日、中5週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後はスピードが落ちてしまい12着に終わった。

7月8日、中4週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1150m 曇/不良）に出走。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強靭な末脚を繰り出し、3着に入った。

7月21日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたバーバラスアゲン決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

8月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、勝ったストロングティラノにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

8月26日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったフォースライトにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

9月16日、中2週で迎えた12戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた13戦目は、北野真弘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

11月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北野真弘騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のバランカデルコブレに1馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月23日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で北野真弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のクリールブリットに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月11日、中2週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北野真弘騎手（3戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

4歳（2013年）

1月6日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

2月9日、中1週で迎えた19戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はガス欠状態になり9着に終わった。

3月9日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

3月17日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた22戦目は、植野貴也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。13頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

6月29日、中9週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた23戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。13着に終わった。

12月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から24kg戻して迎えた24戦目は、中田貴士騎手を鞍上に迎えて、西宮えべっさんの酒特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に敗れた。

12月24日、中2週で迎えた25戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

5歳（2014年）

1月14日、中2週で迎えた26戦目は、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず10着に終わった。

3月26日、中6週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた28戦目は、ひなぎく賞（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。

4月16日、中2週で迎えた29戦目は、くろゆり賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（4戦0勝）。12頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた30戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は中田貴士騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

5月23日、中1週で迎えた31戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北野真弘騎手（4戦2勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は中田貴士騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた33戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中田貴士騎手（3戦0勝）。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた34戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中田貴士騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るクリノホテイソンを上がり2位タイの末脚でクビ差だけ差し切って久方ぶりに白星を挙げた。