トミケンハンター（2001年生、母チェリーポピンズ）

トミケンハンター（2001年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋狩人」。毛色は鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時14歳）と交配したチェリーポピンズが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地3戦1勝、地方26戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2004年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、高村牧場から「北海道8月市場サラブレッド1歳」に上場され、トミケンによって315万円で落札された。

郷原洋行厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

3月20日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/良）に出走。馬体重は430kg。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端をきり、かなり厳しいペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばしてあっさりと抜け出し、最後は2着のヒジリレッドに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4月11日、中2週で迎えた2戦目は、3歳500万下の山藤賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

6月13日、中8週で迎えた3戦目は、3歳500万下（東京ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦1勝）。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

4歳（2005年）

5月19日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上C6-2（園田ダート1230m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で有馬澄男騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上C6-3（園田ダート1230m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で有馬澄男騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた7戦目は、小谷周平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6-1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が鈍り9着に終わった。

7月24日、中2週で迎えた8戦目は、佐々木忍騎手を鞍上に迎えて、賞金ハンデレース（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた9戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた10戦目は、タイムチャレンジレース（水沢ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた11戦目は、タイムチャレンジレース（水沢ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のマツリダカレーに1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

9月18日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、八幡平特別（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい6着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（5戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

10月15日、中1週で迎えた14戦目は、タイムチャレンジレース（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（6戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

10月29日、中1週で迎えた15戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、タイムチャレンジレース（盛岡ダート1600m 雨/良）に出走。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず6着に敗れた。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦のノベンバーカップ（水沢ダート1900m 晴/重）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（7戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゲイリープリズムに半馬身交わされて2着となった。

11月27日、中1週で迎えた17戦目は、一般B1（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（8戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが劣勢になり5着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に敗れた。

5歳（2006年）

1月2日、中2週で迎えた19戦目は、原口義史騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

1月22日、中2週で迎えた20戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1 B2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

2月5日、中1週で迎えた21戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

5月27日、約3か月半の休養明けで迎えた22戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は佐々木忍騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アイシーテーストに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木忍騎手（11戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた24戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木忍騎手（12戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月8日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木忍騎手（13戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエンドレスシーンに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月23日、中1週で迎えた26戦目は、一般C2（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木忍騎手（14戦2勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

8月15日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木忍騎手（15戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず5着に敗れた。

8月28日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1（水沢ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木忍騎手（16戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサファリプレイズに1馬身1/4の差をつけて4勝目を収める

9月9日、中1週で迎えた29戦目は、南郷家全騎手を鞍上に迎えて、JBCカウントダウン55（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジェネラスレディに5馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。