タキオンクール（2006年生、母フラワーケープ）

タキオンクール（2006年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋来る」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時8歳）と交配したフラワーケープが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）ハクツ牧場。戦績は、中央平地6戦1勝、地方3戦2勝。2008年の中京2歳ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、ハクツ牧場から「北海道オータムセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

領家政蔵厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月15日、デビュー戦は浜中俊騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1600m 曇/良）に出走。馬体重は474kg。18頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のトウショウデザイアに1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月14日、中3週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの中京2歳ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

3歳（2009年）

1月11日、中3週で迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月9日、約4か月の休み明けで迎えた4戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都芝1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず9着に敗れた。

12月20日、約7か月半の休み明けで迎えた5戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の犬山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4歳（2010年）

2月7日、中6週で迎えた6戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の安城特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で大外13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では強靭な末脚を披露し、4着に入り込んだ。

5歳（2011年）

1月9日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた7戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、新春特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のブルーベリーに1馬身の差をつけて久しぶりの一戦を物にした。

1月21日、中1週で迎えた8戦目は、カトレア短距離特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のブライトパステルに2馬身半の差をつけて断然人気に応えた。

2月3日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた9戦目は、東海クラウン（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。