パワーウィル（2000年生、母ティーオフ）

パワーウィル（2000年5月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋意思」。毛色は鹿毛。種牡馬のエルハーブ（当時9歳）と交配したティーオフが14歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は八島夕起子。戦績は、中央平地4戦0勝2着1回、地方21戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年の一般B13。

経歴

デビュー前

高橋隆厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2003年）

5月10日、デビュー戦は佐久間寛志騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。馬体重は466kg。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で佐久間寛志騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたエルフィン決め手に屈してハナ差の2着となった。

6月8日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で佐久間寛志騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

6月28日、中2週で迎えた4戦目は、高橋亮騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に敗れた。

4歳（2004年）

3月17日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から38kg増やして迎えた5戦目は、松島慧騎手を鞍上に迎えて、一般C2（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

4月7日、中2週で迎えた6戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松島慧騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた7戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松島慧騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったサマーブラウンから半馬身差の2着となった。

5月11日、中1週で迎えた8戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松島慧騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松島慧騎手（4戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた10戦目は、一般C7（荒尾ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で松島慧騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月16日、連闘で迎えた11戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、一般C5（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月24日、中9週で迎えた12戦目は、川島雅人騎手を鞍上に迎えて、平取町軽種馬生産振興会特別（旭川ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で大外11番ゲートからスタート。7着に終わった。

9月7日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた13戦目は、アケルナル特別（旭川ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島雅人騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月21日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた14戦目は、サザンクロス特別（旭川ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で川島雅人騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島雅人騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた16戦目は、斉藤正弘騎手を鞍上に迎えて、日本軽種馬登録協会特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。4着を確保した。

11月3日、中1週で迎えた17戦目は、静内かじか製品豊漁特別（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で斉藤正弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。最後は、勝ったアステリズムから3馬身差の2着となった。

12月3日、中3週で迎えた18戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般B16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のビーウインドに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5歳（2005年）

1月3日、中3週で迎えた19戦目は、松竹梅特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。7着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた20戦目は、一般B13（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のアイリスチャンに1馬身半の差をつけて2勝目を挙げた。

10月6日、約8か月半の休み明けで迎えた21戦目は、一般C9（名古屋ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

10月20日、中1週で迎えた22戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小山信行騎手（4戦2勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

11月4日、中1週で迎えた23戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小山信行騎手（5戦2勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

11月18日、中1週で迎えた24戦目は、一般C6（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小山信行騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

12月8日、中2週で迎えた25戦目は、一般C6（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小山信行騎手（7戦2勝）。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。