マリノレイラ（2014年生、母チャップ）

マリノレイラ（2014年3月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋夜の意味を持つ女性名。夜の美女を連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のグラスワンダー（当時19歳）と交配したチャップが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）クラウン。主な勝ち鞍は2018年のサッポロ生ビール黒ラベル賞(一般C33 C41)。

経歴

デビュー前

斎藤誠厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2017年）

1月29日、デビュー戦は嘉藤貴行騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は466kg。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

4月9日、中9週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く10着に終わった。

5月13日、中4週で迎えた3戦目は、小崎綾也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に終わった。

7月3日、中6週で馬体重を前走から29kg増やして迎えた4戦目は、小林凌騎手を鞍上に迎えて、3歳C2四（水沢ダート1300m 雨/稍重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月17日、中1週で馬体重を前走から17kg絞って迎えた5戦目は、3歳戦のメイセイオペラメモリアルデー（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったメイショウサギリに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた6戦目は、3歳C2一（盛岡ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

8月13日、中1週で迎えた7戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、3歳C2一（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に終わった。

8月26日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2十六（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で高橋悠里騎手（1戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったスエヒロワンダーに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月9日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、グラナダ賞（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高橋悠里騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、勝ったマリノレビンに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

9月17日、連闘で馬体重を前走から9kg絞って迎えた10戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で高橋悠里騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

9月30日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2十一（盛岡ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は5戦連続で高橋悠里騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したブラーゼンを捕まえ切れず、アタマ差の2着に惜敗した。

10月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2十（盛岡ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で高橋悠里騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったスミトアンドチャーに詰め切れず、6馬身差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2（盛岡芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で高橋悠里騎手（6戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて7着に敗れた。

11月11日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で高橋悠里騎手（7戦0勝）。7頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

12月9日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた15戦目は、一般C2十三（水沢ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で高橋悠里騎手（8戦0勝）。8頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

12月23日、中1週で迎えた16戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2十七（水沢ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、エディフィスに半馬身交わされて2着となった。

4歳（2018年）

1月2日、中0週で迎えた17戦目は、一般C2十七（水沢ダート1300m 小雪/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

5月9日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、山本咲希到騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C4-3（門別ダート1200m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のイージーライドを半馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月31日、中2週で迎えた19戦目は、三石海浜公園特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で山本咲希到騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

6月21日、中2週で迎えた20戦目は、「AIRDO DP」賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山本咲希到騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

7月4日、中1週で迎えた21戦目は、みついし蓬莱山まつり賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本咲希到騎手（3戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく6着に終わった。

8月1日、中3週で迎えた22戦目は、優駿の里安平町チーズ賞（門別ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本咲希到騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

8月15日、中1週で迎えた23戦目は、サッポロ生ビール黒ラベル賞（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山本咲希到騎手（5戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るミステリーハンターを豪快な末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

9月26日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、トレニア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本咲希到騎手（6戦2勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が衰えて10着に終わった。