サダムヨカモン（2006年生、母カチタガール）

サダムヨカモン（2006年5月14日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋良いもの（博多弁）」。毛色は栗毛。種牡馬のヘクタープロテクター（当時18歳）と交配したカチタガールが19歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道様似郡様似町、生産者はホウセイ牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、地方29戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の一般C2二。

経歴

デビュー前

1歳のとき、ホウセイ牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、中地エージェンシーによって525万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

8月9日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

8月30日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1000m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

9月14日、中1週で迎えた3戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

11月9日、中7週で迎えた4戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って8着に敗れた。

11月23日、中1週で迎えた5戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

12月7日、中1週で迎えた6戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

3歳（2009年）

1月24日、中6週で迎えた7戦目は、千葉直人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

2月15日、中2週で迎えた8戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に終わった。

3月1日、中1週で迎えた9戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に敗れた。

4月18日、中6週で迎えた10戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月26日、連闘で迎えた11戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

5月6日、中0週で迎えた12戦目は、3歳以上C1-9（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

5月23日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、キラキラレグルスに半馬身交わされて2着となった。

6月7日、中1週で迎えた14戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月20日、中1週で迎えた15戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。6頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月12日、約3か月半の休み明けで迎えた17戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

10月24日、中1週で迎えた18戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

11月15日、中2週で迎えた19戦目は、吉田順治騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた20戦目は、清水裕一騎手を鞍上に迎えて、パラダイスカップ（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

12月27日、中3週で迎えた21戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水裕一騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず5着に終わった。

4歳（2010年）

1月10日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉田順治騎手（1戦0勝）。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた23戦目は、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田順治騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず8着に終わった。

2月14日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田順治騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた25戦目は、田中直人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1-2（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

5月10日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた26戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、一般C2七（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

5月16日、連闘で迎えた27戦目は、一般C2十六（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本聡哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月24日、連闘で迎えた28戦目は、一般C2八（盛岡ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本聡哉騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず4着に敗れた。

5月30日、連闘で迎えた29戦目は、ダイニング&バージョバンニ杯（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本聡哉騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシンジラレナイに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

6月12日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2九（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本聡哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るクレバーサクラオーを交わし去り、最後は2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月27日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2四（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で山本聡哉騎手（5戦2勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

7月4日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2二（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本聡哉騎手（6戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のメイスンアスリートに2馬身半の差をつけて制した。

7月12日、連闘で迎えた33戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で山本聡哉騎手（7戦3勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は垂れてしまい7着に終わった。

7月26日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で山本聡哉騎手（8戦3勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

8月2日、連闘で迎えた35戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で山本聡哉騎手（9戦3勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は11戦連続で山本聡哉騎手（10戦3勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず9着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた37戦目は、一般C1九（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で山本聡哉騎手（11戦3勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい9着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた38戦目は、倉地学騎手を鞍上に迎えて、一般B10 C2（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。競走中止となった。