ファゴット（2000年生、母バティック）

ファゴット（2000年2月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「管楽器」。毛色は芦毛。種牡馬のキンググローリアス（当時14歳）と交配したバティックが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方21戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の4歳以上C8-2。

経歴

デビュー前

柴田政人厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2003年）

1月11日、デビュー戦は郷原洋司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は500kg。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

4歳（2004年）

4月22日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた2戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったユーモアホースから2馬身差の2着に敗北した。

5月5日、中1週で迎えた3戦目は、一般D3-1（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

6月24日、中6週で迎えた4戦目は、一般D2-2（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤倉寛幸騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

7月6日、中1週で迎えた5戦目は、一般D3-1（旭川ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で藤倉寛幸騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。3着を確保した。

7月15日、連闘で迎えた6戦目は、浦河町浜町通り会賞（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で藤倉寛幸騎手（4戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、勝ったアンプラグドからアタマ差の2着となった。

8月5日、中2週で迎えた7戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月30日、中7週で迎えた8戦目は、さまに産業まつり賞（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は藤倉寛幸騎手（5戦0勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた9戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（6戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月27日、中1週で迎えた10戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。最後は、勝ったフジベッカムからクビ差の2着となった。

11月11日、中1週で迎えた11戦目は、門別ファンクラブ特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったマリアヴァレリアから4馬身差の2着となった。

12月22日、中5週で迎えた12戦目は、茶畑雄誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C9-1（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

5歳（2005年）

1月1日、中0週で迎えた13戦目は、松平幸秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C8-2（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

1月13日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C8-3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松平幸秀騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

1月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C6-2（園田ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は茶畑雄誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したルビーボーマンを捕まえ切れず、2馬身差の2着に敗北した。

2月9日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C6-2（園田ダート1230m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で茶畑雄誠騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた17戦目は、米田幸治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C8-2（園田ダート1230m 曇/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキミノサンデーに2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月3日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上C7-1（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は松平幸秀騎手（2戦0勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく10着に敗れた。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C6-3（姫路ダート1400m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は茶畑雄誠騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

4月28日、中5週で迎えた20戦目は、小野望騎手を鞍上に迎えて、ノーザンホースパーク特別（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヒシラプソディーに2馬身半の差をつけて2勝目を手に入れた。

5月18日、中2週で迎えた21戦目は、手稲特別（札幌(地)ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小野望騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。7着に敗れた。

7月26日、中9週で迎えた22戦目は、一般D1-3（旭川ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小野望騎手（2戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。