パライバトルマリン（2008年生、母レディジュエル）

パライバトルマリン（2008年5月11日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「ブラジル・パライバ州で産出されるトルマリン」。毛色は栗毛。種牡馬のマイネルセレクト（当時9歳）と交配したレディジュエルが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は津島優治。戦績は、中央平地16戦2勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

1歳のとき、津島優治から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、山上和良によって157.5万円で落札された。

和田正一郎厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

9月19日、デビュー戦は宮崎北斗騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。16頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に終わった。

11月21日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて9着に敗れた。

12月11日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

3歳（2011年）

5月8日、約5か月の休養明けで迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のケージーハヤテを3/4馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

9月18日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（2戦1勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

10月15日、中3週で迎えた6戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（3戦1勝）。15頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のシャトルアップに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

4歳（2012年）

4月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の米沢特別（福島ダート1150m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

5月27日、中4週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎北斗騎手（5戦2勝）。16頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい9着に終わった。

7月22日、中7週で迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

10月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（6戦2勝）。16頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き12着に敗れた。

10月20日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた11戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（7戦2勝）。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

11月17日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（8戦2勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

12月9日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎北斗騎手（9戦2勝）。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着に入った。

5歳（2013年）

8月24日、約8か月半の休養明けで迎えた14戦目は、原田和真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は宮崎北斗騎手（10戦2勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず10着に終わった。

10月20日、中5週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 雨/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は原田和真騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に敗れた。