カシノベイリー（2006年生、母トップライナー）

カシノベイリー（2006年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のメジロベイリー（当時8歳）と交配したトップライナーが13歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は青森県、生産者は宮崎牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方24戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳。

経歴

デビュー前

1歳のとき、宮崎牧場から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。2歳のとき、宮崎牧場から「九州トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

須貝彦三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2008年）

11月24日、デビュー戦は白坂聡騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は448kg。13頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はバタバタになってしまい11着に終わった。

12月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で白坂聡騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

3歳（2009年）

2月22日、中8週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた3戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。最後は減速してしまい18着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後は勢いを失って15着に終わった。

3月29日、連闘で迎えた5戦目は、宇田登志夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

5月4日、中4週で迎えた6戦目は、青柳健一騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/良）に出走。8頭立ての8番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず5着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で青柳健一騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた8戦目は、新原健伸騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。6頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず3着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた9戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/稍重）に出走。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に終わった。

6月28日、連闘で迎えた10戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月12日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月20日、連闘で迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。5頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトーホウロッキーに2馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月1日、中1週で迎えた13戦目は、吉田隆二騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

8月17日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（2戦1勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

9月5日、中2週で迎えた15戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

9月13日、連闘で迎えた16戦目は、3歳（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下條知之騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

9月23日、中0週で迎えた17戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で下條知之騎手（3戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。

10月3日、中0週で迎えた18戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/重）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は吉田隆二騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

10月11日、連闘で迎えた19戦目は、3歳以上C2 25（佐賀ダート1300m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で吉田隆二騎手（2戦0勝）。6頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、バトルヴィクトリアに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月18日、連闘で迎えた20戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら55kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で吉田隆二騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月8日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隆二騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

11月28日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隆二騎手（5戦0勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

12月5日、連闘で迎えた23戦目は、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉田隆二騎手（6戦0勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

12月20日、中1週で迎えた24戦目は、3歳以上C2 12（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山口勲騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた25戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

4歳（2010年）

1月3日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

1月10日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上C2 28（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず7着に終わった。

1月23日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で南谷圭哉騎手（3戦0勝）。8頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に終わった。

2月6日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で南谷圭哉騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。