ブルックリン（2003年生、母エングラム）

ブルックリン（2003年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ニューヨークの地区名。父名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のパラダイスクリーク（当時14歳）と交配したエングラムが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は野坂牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方21戦5勝2着7回。主な勝ち鞍は2007年のゆずりは特別(一般C4-1)。

経歴

デビュー前

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

9月10日、デビュー戦は岩部純二騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は460kg。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に敗れた。

10月21日、中5週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩部純二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて11着に敗れた。

11月5日、中1週で迎えた3戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で岩部純二騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に終わった。

12月12日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C4-7（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のリンガスルビーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月25日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた5戦目は、一般C4-4（金沢ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のブライティアテラスに6馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2007年）

1月3日、連闘で迎えた6戦目は、ゆずりは特別（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスペシャルイヤーに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

4月9日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉原寛人騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したレオンハルトを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

4月23日、中1週で迎えた8戦目は、一般C2-4（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉原寛人騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエフテーグランパオを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

5月6日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2-4（金沢ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で吉原寛人騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコアレスガバナーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

5月21日、中1週で迎えた10戦目は、カクミ理容宮崎緑満十歳記念（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で吉原寛人騎手（6戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカラモモに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

6月17日、中3週で迎えた11戦目は、濱田佳代子27歳誕生日記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で吉原寛人騎手（7戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず4着に敗れた。

7月16日、中3週で迎えた12戦目は、プロキオン特別（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は9戦連続で吉原寛人騎手（8戦4勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ダイワケベックに交わされて2馬身半差の2着となった。

7月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般C1-3（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で吉原寛人騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

8月13日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1-2（金沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で吉原寛人騎手（10戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したコンレチェを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

9月3日、中2週で迎えた15戦目は、鬼束亮騎手を鞍上に迎えて、一般B4-3（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが利かず、3着に終わった。

9月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般C1-2（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（11戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したスペシャルイヤーを捕まえ切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1-2（金沢ダート900m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（12戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のトレジャーステージに3馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

10月29日、連闘で迎えた18戦目は、一般B4-3（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉原寛人騎手（13戦5勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月25日、中3週で迎えた19戦目は、吉田晃浩騎手を鞍上に迎えて、（株）三崎ストアー賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月11日、中1週で迎えた20戦目は、一般B4-6（金沢ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田晃浩騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚を失くしてしまい5着に終わった。

12月23日、中1週で迎えた21戦目は、一般B4-2（金沢ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田晃浩騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サクラスターライトに交わされて1馬身差の2着となった。

5歳（2008年）

1月3日、中1週で迎えた22戦目は、楽天競馬賞（金沢ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は鬼束亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では脚が上がってしまい10着に敗れた。

3月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた23戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、「沢野ごぼう」極太杯（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

5月11日、中6週で迎えた24戦目は、田知弘久騎手を鞍上に迎えて、一般B3-3（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。