メイショウユウスゲ（1987年生、母メイシヨウグリーン）

メイショウユウスゲ（1987年4月1日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアンバーシャダイ（当時10歳）と交配したメイシヨウグリーンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日西牧場。戦績は、中央平地30戦2勝2着5回。主な勝ち鞍は1991年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

高橋直厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

9月9日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（中京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

9月22日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。18頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には届かず9着に終わった。

9月29日、連闘で迎えた3戦目は、出口敏幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口敏幸騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、4着を確保した。

10月27日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で出口敏幸騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではスパッとキレる脚を見せたが、ブランドロッチに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で出口敏幸騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい9着に敗れた。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中京芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で出口敏幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

12月8日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上500万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で出口敏幸騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

4歳（1991年）

1月26日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた9戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で出口敏幸騎手（6戦0勝）。13頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、3着に入り込んだ。

2月3日、連闘で迎えた10戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で出口敏幸騎手（7戦0勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスズカテイオーに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

2月16日、中1週で迎えた11戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1000m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で出口敏幸騎手（8戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、メジロカラーズに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

3月2日、中1週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で出口敏幸騎手（9戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、マルトヨオンブルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月10日、連闘で迎えた13戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で出口敏幸騎手（10戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず4着に敗れた。

3月17日、連闘で迎えた14戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で出口敏幸騎手（11戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に敗れた。

8月4日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた15戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館芝1200m 曇/不良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、少々速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、ホープフラッシュに半馬身交わされて2着となった。

8月17日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（函館芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で河内洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るレディブーンを猛烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて1番人気に応えた。

9月7日、中2週で迎えた17戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1200m 晴/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では目立つような脚を使えず14着に敗れた。

9月21日、中1週で迎えた18戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったチュウオーサンサンに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

10月13日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の堀川特別（京都芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（2戦1勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって9着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 雨/重）に出走。鞍上は出口敏幸騎手（12戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後は脚が止まってしまい12着に敗れた。

11月2日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上500万下の秋元湖特別（福島芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口敏幸騎手（13戦1勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

11月23日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、土肥幸広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた23戦目は、村山明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

12月21日、中1週で迎えた24戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は河内洋騎手（3戦1勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい15着に敗れた。

5歳（1992年）

3月29日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた25戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（阪神ダート1200m 小雨/不良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に終わった。

5月10日、中5週で馬体重を前走から20kg絞って迎えた26戦目は、宝来城多郎騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

10月24日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上500万下の土湯特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は出口敏幸騎手（14戦1勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚にキレが無く10着に終わった。

10月31日、連闘で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の久慈川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で出口敏幸騎手（15戦1勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

11月14日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（2戦0勝）。18頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず9着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた30戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の清洲特別（中京芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では見所を作れず14着に終わった。