リリーヴィクトリー（2012年生、母マルヴァーンスプリング）

リリーヴィクトリー（2012年2月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋勝利」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のマンハッタンカフェ（当時14歳）と交配したマルヴァーンスプリングが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）三嶋牧場。戦績は、中央平地31戦3勝2着3回、中央障害2戦0勝。主な勝ち鞍は2018年の天神橋特別(1000万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

池添兼雄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2014年）

11月2日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。馬体重は492kg。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入った。

11月15日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、4着に終わった。

12月7日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に敗れた。

12月28日、中2週で迎えた4戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

3歳（2015年）

1月24日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は池添謙一騎手（3戦0勝）。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

2月14日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

5月16日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/不良）に出走。16頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、モーニンに交わされて5馬身差の2着となった。

5月30日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

7月12日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（中京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で北村友一騎手（3戦0勝）。18頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、エスジープログレスに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月15日、中2週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で北村友一騎手（4戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のアドマイヤジャズをハナ差振り切って待望の初白星を挙げた。

9月5日、中2週で迎えた12戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の八幡特別（小倉芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず10着に敗れた。

4歳（2016年）

1月16日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の庄内川特別（中京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって最後はリスクオンと並んで11着同着となった。

2月14日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は池添謙一騎手（4戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり13着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

3月27日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。18頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

4月16日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は北村友一騎手（5戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったセトアローに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

4月30日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天性の負けじ心を発揮してゴールまで力闘し、4着に入った。

5月21日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（6戦1勝）。15頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月16日、約5か月の休み明けで迎えた20戦目は、森裕太朗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のキョウワゼノビアに2馬身半の差をつけて休養明け初戦を制した。

11月5日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

12月4日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下（阪神芝1200m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は森裕太朗騎手（1戦1勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた23戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の猪名川特別（阪神芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

5歳（2017年）

4月9日、約4か月の休養明けで迎えた24戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。18頭立ての18番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって11着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり10着に終わった。

9月16日、約5か月の休み明けで迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の瀬戸内海特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は松山弘平騎手（5戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚が止まってしまい13着に終わった。

10月7日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の久多特別（京都芝1400m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（6戦0勝）。14頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪い、リードを2馬身以上キープして、遅いペースで一団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚が上がってしまい10着に終わった。

6歳（2018年）

2月25日、約4か月半の休み明けで迎えた28戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（7戦0勝）。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず8着に終わった。

3月3日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は酒井学騎手（2戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた30戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の天神橋特別（阪神芝1600m 外回り晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持続力で渋太く粘り続けて、最後は2着のキラービューティをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた31戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下のジューンステークス（東京芝2000m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、リードを2馬身以上キープして、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

8月12日、中7週で迎えた32戦目は、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2860m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

9月9日、中3週で迎えた33戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 小雨）に出走。鞍上は3戦連続で熊沢重文騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。10着に敗れた。