サチノコンゴウリキ（2010年生、母ヒシビギニン）

サチノコンゴウリキ（2010年3月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋金剛力」。毛色は鹿毛。種牡馬のルールオブロー（当時9歳）と交配したヒシビギニンが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は中村雅明。戦績は、中央平地2戦0勝、地方33戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2014年の全日本新人王争覇戦第1戦(C3-9)。

経歴

デビュー前

石毛善彦厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

4月6日、デビュー戦は木幡初広騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。15頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではいい脚を見せられず14着に終わった。

4月27日、中2週で迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に終わった。

8月24日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた3戦目は、別府真衣騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

9月7日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に終わった。

9月21日、中1週で馬体重を前走からさらに11kg減らして迎えた5戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた6戦目は、田中愛31才独身特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月20日、中1週で迎えた7戦目は、梼原千枚田特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では速い脚を使えず5着に終わった。

11月2日、中1週で迎えた8戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は別府真衣騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

11月17日、中1週で迎えた9戦目は、一般C3 11（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（3戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

12月1日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3 12（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は宮川実騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。

12月14日、中1週で迎えた11戦目は、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のパールブリッジに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月23日、連闘で迎えた12戦目は、一般C3-10（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（5戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のマイネピュアハートに1馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月31日、連闘で迎えた13戦目は、GブライドルT特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に敗れた。

4歳（2014年）

1月15日、中1週で迎えた14戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第1戦（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のランドエクスプレスに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

1月25日、中0週で迎えた15戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は別府真衣騎手（7戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。

2月8日、中1週で迎えた16戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で別府真衣騎手（8戦2勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

2月22日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-4（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で別府真衣騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では逸出した伸び脚で猛進したが、テオブロマに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C14（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた19戦目は、一般C14（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したデザートフラワーを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月3日、中4週で迎えた20戦目は、蘇水峡特別（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた21戦目は、オッズパーク杯（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（3戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のオグリボスに2馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

8月14日、中3週で迎えた22戦目は、高木健騎手を鞍上に迎えて、郡上賞（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般C8（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は向山牧騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のオーゴンベルを3/4馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

9月19日、中2週で迎えた24戦目は、横川怜央騎手を鞍上に迎えて、野牡丹特別（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

9月26日、連闘で迎えた25戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、萩特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず9着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた26戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は横川怜央騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた27戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横川怜央騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では目立つような脚を使えず4着に敗れた。

11月10日、中0週で迎えた28戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横川怜央騎手（3戦0勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、フドーシンに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月21日、中1週で迎えた29戦目は、筒井勇介騎手を鞍上に迎えて、出会いは串カツ屋『ほのお』（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見せ場を作れず6着に終わった。

11月25日、連闘で迎えた30戦目は、一般C6（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は佐藤友則騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に敗れた。

12月17日、中2週で迎えた31戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は筒井勇介騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月26日、連闘で迎えた32戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で急追したが、勝ったイービーカリーノに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5歳（2015年）

1月7日、中1週で迎えた33戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、一般C8（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

1月23日、中1週で迎えた34戦目は、一般C10（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り5着に敗れた。

2月2日、中0週で迎えた35戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（2戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。