ゲンパチアイアン（2017年生、母ザフラッツ）

ゲンパチアイアン（2017年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+鉄」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンフラッシュ（当時10歳）と交配したザフラッツが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は飛野牧場。戦績は、中央平地37戦1勝2着2回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2020年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

佐々木晶三厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2019年）

9月29日、デビュー戦は斎藤新騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は478kg。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

10月19日、中2週で迎えた2戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、ボギータイサに半馬身交わされて2着となった。

11月9日、中2週で迎えた3戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

3歳（2020年）

1月18日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で大外18番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

2月8日、中2週で迎えた5戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

5月24日、約3か月半の休養明けで迎えた6戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、5着に終わった。

6月7日、中1週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で団野大成騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ハナを切り、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた8戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では生得の持続力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のニンギルスを3/4馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月7日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、秋宵特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、グイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のグットクルサマーに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月14日、中4週で迎えた10戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの相馬特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて15着に終わった。

4歳（2021年）

1月5日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は団野大成騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では全く伸びず10着に終わった。

1月17日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（2戦2勝）。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚勢が悪くなり13着に終わった。

3月21日、中8週で迎えた13戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り雨/重）に出走。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた14戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、リードを2馬身以上保って、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、コスモカルナックに3/4馬身交わされて2着となった。

4月11日、中1週で迎えた15戦目は、木幡巧也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの千葉日報杯（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

4月25日、中1週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上2勝クラスの福島放送賞（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に敗れた。

7月4日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

7月17日、中1週で迎えた18戦目は、3歳以上2勝クラスの横手特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

10月16日、約3か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上2勝クラスの飛翼特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は斎藤新騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。14着に敗れた。

10月30日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの清津峡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は横山琉人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月21日、中2週で迎えた21戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/良）に出走。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、6着を確保した。

12月12日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山琉人騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に敗れた。

12月26日、中1週で迎えた23戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスのキャンドルライト賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず7着に終わった。

5歳（2022年）

1月9日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を取り、若干速いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず11着に敗れた。

2月20日、中5週で迎えた25戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は横山琉人騎手（3戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた26戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず9着に終わった。

6月4日、約3か月の間隔を開けて迎えた27戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの由比ヶ浜特別（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では賦性の勝負根性でゴールまで頑張り、4着を確保した。

6月18日、中1週で迎えた28戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの相模湖特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

7月3日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上2勝クラスのさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では全く伸びず9着に終わった。

9月3日、中8週で迎えた30戦目は、3歳以上2勝クラスの札幌スポニチ賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい11着に終わった。

9月25日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

10月9日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上2勝クラスの三鷹特別（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で丹内祐次騎手（3戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天与の負けじ心を発揮して諦めることなく走り切り、4着を確保した。

12月11日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた33戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丹内祐次騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい15着に敗れた。

6歳（2023年）

1月8日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丹内祐次騎手（5戦0勝）。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立ち、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

5月6日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、小林勝太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京芝1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。逃げを打ち、リードを2馬身以上確保して、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい7着に終わった。

5月14日、連闘で迎えた36戦目は、4歳以上2勝クラス（東京芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林勝太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に終わった。

9月3日、約3か月半の休み明けで迎えた37戦目は、3歳以上2勝クラスの飯豊特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り10着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた38戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの木更津特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は小林勝太騎手（2戦0勝）。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚色が鈍り15着に終わった。

2023年9月27日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

11月20日、中7週で迎えた39戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、石蕗特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた40戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、チャーチルダウンズ特別（川崎ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた41戦目は、クリスマス賞（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

7歳（2024年）

2月6日、中5週で迎えた42戦目は、山中悠希騎手を鞍上に迎えて、ロウバイ賞（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く10着に終わった。

2020年10月14日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。