ラスカルシチー（2003年生、母カミノハマナス）

ラスカルシチー（2003年4月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「父名の一部＋冠名」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のクリプティックラスカル（当時8歳）と交配したカミノハマナスが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）上山牧場。戦績は、中央平地23戦1勝2着8回。主な勝ち鞍は2006年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

友駿ホースクラブ愛馬会にて総額1,800万円（3.6万×500口）で一口馬主が募集された。

松永勇厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月5日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は458kg。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

11月26日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り8着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた3戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入った。

3歳（2006年）

1月8日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したキタサンモノガタリに半馬身届かず2着となった。

1月29日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

2月25日、中3週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、勝ったリワードアルコンにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

6月24日、約4か月の休み明けで迎えた7戦目は、3歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で木幡初広騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のワンモアチャンプに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

9月30日、約3か月半の休み明けで迎えた8戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で木幡初広騎手（5戦1勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

11月4日、中4週で迎えた9戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の赤湯特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

12月9日、中4週で迎えた10戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1700m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい14着に終わった。

4歳（2007年）

1月27日、中6週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は村田一誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

3月17日、中6週で迎えた12戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい15着に終わった。

7月28日、約4か月半の休み明けで迎えた13戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/重）に出走。16頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

9月1日、中4週で迎えた14戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に終わった。

9月8日、連闘で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、抜け出したポートラヴを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月22日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったクリップフェアリーに詰め切れず、1馬身3/4差の2着となった。

9月30日、連闘で迎えた17戦目は、3歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で丸田恭介騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったトレノトマトに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

12月1日、中8週で迎えた18戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で丸田恭介騎手（4戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したシルクプラチナムにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月16日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は6戦連続で丸田恭介騎手（5戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

5歳（2008年）

11月22日、約11か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた20戦目は、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は7戦連続で丸田恭介騎手（6戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、抜け出したトキノムテキに半馬身届かず2着となった。

12月13日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で丸田恭介騎手（7戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、伸びてきたゴールドヴェイン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

6歳（2009年）

9月26日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた22戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

11月7日、中5週で迎えた23戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。