シーキングドーラ（2004年生、母Seeking Triones）

シーキングドーラ（2004年3月24日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「母名の一部＋家族名より」。毛色は栗毛。種牡馬のMore Than Ready（当時7歳）と交配したSeeking Trionesが10歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地8戦1勝、地方23戦2勝2着6回。主な勝ち鞍は2007年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

7歳のとき、天羽禮治牧場から「冬季ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場され、レーシングホースジャパンによって74.55万円で落札された。

秋山雅一厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

10月15日、デビュー戦は後藤浩輝騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、5着に終わった。

10月29日、中1週で迎えた2戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

12月17日、中6週で迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1200m 曇/重）に出走。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では電光石火の末脚を披露し、3着に入った。

3歳（2007年）

1月21日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサウスヒューマーを上がり3位タイの末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

4月15日、約3か月の間隔を開けて迎えた5戦目は、3歳500万下の滝桜賞（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦1勝）。15頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

12月16日、約8か月の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に終わった。

4歳（2008年）

1月27日、中5週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田隼人騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。

3月15日、中6週で迎えた8戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

6月26日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた10戦目は、一般C1九十（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月30日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

8月13日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1六七（大井ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（3戦0勝）。14頭立ての6番人気で大外14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

9月16日、中4週で迎えた13戦目は、一般C1七八（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（4戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のスペシャルバーニーに2馬身半の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

10月5日、中2週で迎えた14戦目は、パルス藍住賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月26日、中2週で迎えた15戦目は、うさぎ座特別（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で達城龍次騎手（6戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で猛追したが、抜け出したネンガンを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

11月12日、中1週で迎えた16戦目は、仲冬賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で達城龍次騎手（7戦1勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

12月30日、中6週で馬体重を前走から21kg減らして迎えた17戦目は、スカパー!賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で達城龍次騎手（8戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

5歳（2009年）

2月16日、中6週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた18戦目は、スプリングタイム特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で達城龍次騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

3月23日、中4週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた19戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、かに座特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天資の勝負根性でゴールまで力戦したが、5着に終わった。

4月21日、中3週で迎えた20戦目は、おとめ座特別（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで崩れずに走り抜いたが、ラティアスに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月10日、中2週で迎えた21戦目は、ドラゴンゲート賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に敗れた。

6月21日、中5週で迎えた22戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、綾瀬特別（大井ダート1200m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま強靭な粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のローレンカコに1馬身3/4の差をつけて3勝目を手中に収めた。

7月21日、中3週で迎えた23戦目は、スポーツ報知賞（大井ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦1勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったブルータブーに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月24日、中4週で迎えた24戦目は、サファイア賞（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったインディビスティーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月14日、中2週で迎えた25戦目は、レミニス賞（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎駿騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったヤサカファインにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

10月21日、中4週で迎えた26戦目は、オパール賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎駿騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったタッチブライトに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

12月2日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた27戦目は、アーバンステージ師走賞（大井ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎駿騎手（5戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、4着に終わった。

6歳（2010年）

1月20日、中6週で迎えた28戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、ジャニュアリー賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で大外15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

3月18日、中7週で迎えた29戦目は、マーチ賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

7月15日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた30戦目は、アルビレオ賞（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

8月15日、中3週で迎えた31戦目は、ドリーミーナイト賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚色が悪くなり12着に敗れた。