サウンドディーバ（2004年生、母サウンドブライド）

サウンドディーバ（2004年5月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋歌の女神」。毛色は栗毛。種牡馬のブライアンズタイム（当時19歳）と交配したサウンドブライドが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は飯岡牧場。戦績は、中央平地10戦0勝2着1回、地方11戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2008年の4歳以上C2二。

経歴

デビュー前

加藤和宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2007年）

2月10日、デビュー戦は加藤士津八騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。15頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、勝ったラフアップにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

9月29日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい8着に敗れた。

11月8日、中5週で迎えた3戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C6三（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて8着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた4戦目は、3歳以上C7一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るマグマリードを別次元の末脚でクビ差だけ差し切って初白星を挙げた。

12月4日、中1週で迎えた5戦目は、3歳以上C4一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

4歳（2008年）

1月17日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上C4二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

4月10日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた7戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C6一（園田ダート1230m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に敗れた。

4月24日、中1週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた8戦目は、4歳以上C6二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は下原理騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。最後は失速してしまい9着に敗れた。

5月15日、中2週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた9戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（5戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいい脚を見せられず4着に敗れた。

5月29日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上D1一（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、ダイヤスミエに3/4馬身交わされて2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上D1二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（7戦1勝）。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のモエレアイシンに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月3日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上C3（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で下原理騎手（8戦2勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一際目立つ伸び脚で猛追したが、抜け出したタガノエンペラーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月30日、中3週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で下原理騎手（9戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のフサイチモナコに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月20日、中6週で迎えた14戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

10月18日、中3週で迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に終わった。

11月9日、中2週で迎えた16戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや速いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の負けじ心を発揮してゴールまで頑張り、3着を確保した。

11月24日、中1週で迎えた17戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、リードを2馬身以上確保して、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に敗れた。

12月27日、中4週で迎えた18戦目は、池崎祐介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

5歳（2009年）

1月18日、中2週で迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり6着に敗れた。

2月28日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/重）に出走。14頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、5着に入り込んだ。

3月22日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 小雨/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に終わった。