カワカミイチロー（2003年生、母アグネススイート）

カワカミイチロー（2003年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「地名（三石町川上）より＋一番の牡馬なので」。毛色は青鹿毛。種牡馬のスキャン（当時15歳）と交配したアグネススイートが15歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）三石川上牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方20戦4勝2着4回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

飯田明弘厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2005年）

12月10日、デビュー戦は上野翔騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は510kg。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず7着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた2戦目は、飯田祐史騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず14着に終わった。

3歳（2006年）

1月28日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で飯田祐史騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

2月26日、中3週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた4戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で飯田祐史騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では末脚にキレが無く14着に終わった。

3月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で飯田祐史騎手（3戦0勝）。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた6戦目は、丸野勝虎騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したアサケキングを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

5月4日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミタカキイタカを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5月19日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、エイシンフタイテンに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

5月26日、連闘で迎えた9戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のミタカキイタカに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月7日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカムカムに3馬身の差をつけて2勝目をマークした。

6月19日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で丸野勝虎騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したヘイセイキラーを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

7月11日、中2週で迎えた12戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で丸野勝虎騎手（6戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のブロッサムレディーをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

8月8日、中3週で迎えた13戦目は、3歳戦の名古屋チャレンジカップメロン賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で丸野勝虎騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に敗れた。

8月21日、中1週で迎えた14戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で丸野勝虎騎手（8戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた15戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で丸野勝虎騎手（9戦3勝）。10頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

9月25日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた16戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で丸野勝虎騎手（10戦3勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい10着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた17戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は12戦連続で丸野勝虎騎手（11戦3勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に敗れた。

11月29日、中6週で迎えた18戦目は、福重正吾騎手を鞍上に迎えて、一般C17（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

12月19日、中2週で迎えた19戦目は、一般C17（名古屋ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福重正吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に敗れた。

4歳（2007年）

1月2日、中1週で迎えた20戦目は、竹下太騎手を鞍上に迎えて、一般C20（名古屋ダート800m 曇/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く4着に敗れた。

1月15日、中1週で迎えた21戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は丸野勝虎騎手（12戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

2月5日、中2週で迎えた22戦目は、一般C23（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸野勝虎騎手（13戦3勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のジャネットローズに2馬身の差をつけて優勝

2月22日、中1週で迎えた23戦目は、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸野勝虎騎手（14戦4勝）。8頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

3月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で丸野勝虎騎手（15戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

3月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で丸野勝虎騎手（16戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は失速してしまい8着に敗れた。