エイシンフタイテン（2003年生、母エイシンリンデン）

エイシンフタイテン（2003年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋不退転。何事にも屈しない強い馬になるように」。毛色は鹿毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時11歳）と交配したエイシンリンデンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地18戦0勝2着1回、中央障害2戦0勝、地方10戦7勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の3歳。

経歴

デビュー前

瀬戸口勉厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月4日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は522kg。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

2月18日、中1週で迎えた2戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で上野翔騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に敗れた。

4月28日、中7週で迎えた4戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るマリンプリンセスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

5月19日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた5戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るカワカミイチローを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて優勝

5月31日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のタカオリーズンに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

7月4日、中4週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた7戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（3戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

7月18日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた8戦目は、本村直樹騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスノーアルカディアに3馬身の差をつけて優勝

8月14日、中3週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は浜口楠彦騎手（4戦3勝）。6頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したハミルトンダンサーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜口楠彦騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のプリンセスデイズに2馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

9月13日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で浜口楠彦騎手（6戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず8着に敗れた。

10月4日、中2週で迎えた12戦目は、3歳戦のちいちゃん還暦一向聴記念（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で浜口楠彦騎手（7戦4勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエアロフォースに1馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

10月18日、中1週で迎えた13戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサバンナガールに2馬身半の差をつけて7勝目を挙げた。

11月19日、中4週で迎えた14戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

12月23日、中4週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を繰り出し、3着を確保した。

4歳（2007年）

1月7日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（2戦0勝）。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では脚を伸ばせず13着に終わった。

1月20日、中1週で迎えた17戦目は、西谷誠騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2880m 曇）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。13着に敗れた。

1月28日、連闘で馬体重を前走から10kg増やして迎えた18戦目は、白坂聡騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

2月18日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（3戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた20戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では瞬発力に優れた末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月17日、中1週で迎えた21戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（4戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

4月14日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野元昭嘉騎手（5戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で猛追したが、抜け出したナリタブラックを捕まえ切れず、1馬身差の2着に敗北した。

10月21日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で野元昭嘉騎手（6戦0勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。

5歳（2008年）

4月6日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg戻して迎えた25戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で野元昭嘉騎手（7戦0勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

4月19日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で野元昭嘉騎手（8戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた27戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

5月18日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は野元昭嘉騎手（9戦0勝）。15頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

6月21日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 曇/重）に出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月13日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた30戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（2戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく15着に敗れた。