ビクトリーロード（1986年生、母ケイルビイ）

ビクトリーロード（1986年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のステイールハート（当時14歳）と交配したケイルビイが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（株）下河辺牧場。戦績は、中央平地11戦2勝2着1回、地方17戦0勝。主な勝ち鞍は1990年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

栗田博憲厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1989年）

5月21日、デビュー戦は蛯沢誠治騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（東京芝1600m 小雨/稍重）に出走。馬体重は456kg。20頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず19着に敗れた。

6月3日、中1週で迎えた2戦目は、藤原英幸騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（新潟ダート1200m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジングウダンサーを鬼脚で交わし去り、最後は1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

11月25日、約5か月の休み明けで迎えた4戦目は、4歳以上400万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は蛯沢誠治騎手（1戦0勝）。14頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず13着に終わった。

4歳（1990年）

1月7日、中5週で迎えた5戦目は、横田雅博騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

1月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位争いには加われず7着に敗れた。

2月10日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた7戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は藤原英幸騎手（2戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線に入ると、前で粘るマキバサイクロンを別次元の末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて制した。

2月24日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原英幸騎手（3戦2勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

11月11日、約8か月半の休養明けで迎えた9戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた10戦目は、J.クローン騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したクライムウイナーにクビ差届かず2着に惜敗した。

12月16日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

5歳（1991年）

5月19日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、山元久巳騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた13戦目は、平床良博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

6月16日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平床良博騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で平床良博騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。7着に敗れた。

8月24日、中7週で迎えた16戦目は、4歳以上B1（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平床良博騎手（3戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月30日、中9週で迎えた17戦目は、内沢信昭騎手を鞍上に迎えて、B2ロ（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。10着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた18戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、B2ハ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月29日、中1週で迎えた19戦目は、B2ニ（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。5着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた20戦目は、B2ニ（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は内沢信昭騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

6歳（1992年）

1月6日、中1週で迎えた21戦目は、B2ニ（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。8着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた22戦目は、B2ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。10着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた23戦目は、B2ニ（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月18日、中1週で迎えた24戦目は、B2ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は内沢信昭騎手（2戦0勝）。8頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月4日、中1週で迎えた25戦目は、B2ニ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内沢信昭騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。8着に終わった。

3月18日、中1週で迎えた26戦目は、C1ニ（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月27日、連闘で迎えた27戦目は、榎本貴行騎手を鞍上に迎えて、C1ホ（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。5着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた28戦目は、C1ホ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（6戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。11着に敗れた。