ニシノレオニダス（2017年生、母バラッドローズ）

ニシノレオニダス（2017年4月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋バラの名前」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のヨハネスブルグ（当時18歳）と交配したバラッドローズが13歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は村上欽哉。2021年のアフター5スター賞(地方重賞)で2着に入った他、2021年のアフター5スター賞(S3)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中舘英二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

7月21日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1150m 曇/稍重）に出走。馬体重は506kg。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では決め手が足りず8着に敗れた。

8月17日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニシノホライゾンをクビ差振り切って初白星を挙げた。

10月15日、中7週で迎えた3戦目は、2歳1勝クラスのプラタナス賞（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。11頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、スローペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではパワフルな末脚を発揮し、3着を確保した。

12月8日、中7週で迎えた4戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大野拓弥騎手（3戦1勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は失速してしまい8着に終わった。

3歳（2020年）

2月1日、中7週で迎えた5戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた6戦目は、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。16頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く16着に敗れた。

5月9日、中1週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず12着に敗れた。

6月7日、中3週で迎えた8戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では末脚がパッとせず15着に終わった。

8月15日、中9週で迎えた9戦目は、3歳以上1勝クラスの村上特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で野中悠太郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての17番人気で4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず17着に終わった。

2020年8月21日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月30日、約4か月半の休養明けで迎えた10戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、乃木坂賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したショコラティエールにクビ差届かず2着となった。

4歳（2021年）

1月18日、中2週で迎えた11戦目は、春隣賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のルーシッドドラゴンに2馬身の差をつけて久しぶりに勝ち星を挙げた。

2月19日、中4週で迎えた12戦目は、如月賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて楽々と抜け出し、最後は2着のフォルトゥーレに3馬身半の差をつけて制した。

7月1日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、サジタリウス賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のトップスターを半馬身振り切って休養明け初戦を物にした。

8月3日、中4週で迎えた14戦目は、アフター5スター賞トライアル（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦3勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るエンジェルパイロを鮮やかな末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月7日、中4週で迎えた15戦目は、S3のアフター5スター賞（大井ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦4勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったワールドリングを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月6日、中3週で迎えた16戦目は、Jpn2の東京盃（大井ダート1200m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦4勝）。13頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に終わった。

11月17日、中5週で迎えた17戦目は、山茶花賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で笹川翼騎手（7戦4勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシートンをクビ差振り切って6勝目を奪取した。

12月31日、中5週で迎えた18戦目は、カウントダウン2022賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で笹川翼騎手（8戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸びを見せたが、勝ったレッドフレイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

5歳（2022年）

2月10日、中5週で迎えた19戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、如月賞（大井ダート1600m 内回り雪/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったゴライアスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

3月10日、中3週で迎えた20戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、朧月賞（大井ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、5着に終わった。

6月7日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、ジューン賞（大井ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は笹川翼騎手（9戦5勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月15日、中4週で迎えた22戦目は、カーネリアン賞（大井ダート1650m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（10戦5勝）。5頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では決め手が足りず3着に敗れた。